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注目の研究者
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質量分析という手法を使い、空気中に含まれる有機化合物が地球環境や気候変動に与える影響を研究
生命ナノシステム科学研究科
物質システム科学専攻
准教授 関本 奏子
窒素や酸素で出来ている空気の中には、微量の有機物や無機物が入っていて、それが地球環境に影響を与えていることがわかってきました。
私の研究テーマは地球環境をマクロな視点と、それを構成している原子・分子のミクロな視点の2つから挙動を繋げて理解しようとするものです。身の回りの環境を観察し、実際にどんな現象が起こっているのか、ということを明らかにしています。 -
ヘルス分野の問題をデータ分析し、新たな事実と解決策の発見、さらに将来の課題を予測するヘルスデータサイエンス研究
データサイエンス研究科 HDS専攻
医学部公衆衛生学教室
教授 後藤 温
データサイエンスと疫学手法を応用して、保健医療上の課題に対して研究を行っています。多目的コホート研究(JPHC研究)の約9万5千人のデータを分析し、果物・野菜摂取量が多いと死亡リスクが低いことを発表するなど、その研究成果はメディアにも多数取り上げられています。2023年1月からは、横浜市民における健康寿命延伸のためのコホート研究 (略称 「よこはま健康研究」)として、コホート研究を開始しました。 -
「ICU Anywhere」をビジョンに掲げる、大学発ベンチャーの株式会社CROSS SYNCを創業
附属病院 集中治療部
部長 髙木 俊介
(株) CROSS SYNC 代表取締役
研修医時代に担当した患者さんの急変に立ち会った経験が、事業開発のきっかけとなったという、重症患者管理システム「iBSEN」を開発、2023年1月、実装研究を開始しました。 AIでデータに新たな価値を創造し、患者、家族、医療チームの情報共有を加速させるというミッションのもと、患者さんを守るため、スタッフの負担軽減のため、医療現場の最適化を目指しています。そして、CROSS SYNCは世界各国から革新的なベンチャー企業100社に贈られる賞「2022 Red Herring Top 100 Global」に選ばれました。
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財務・顧客・人事・業務プロセスなどさまざまな情報を用いた意思決定の有用性をデータと科学的な根拠にもとづき明らかにする研究
国際商学部 国際商学科
データサイエンス研究科
教授 黒木 淳
財務・顧客・人事・業務プロセスなどの財務情報・非財務情報のデータベースを構築し,エビデンスに基づく政策立案 (evidence-based policy making: EBPM) や経営 (evidence-based management: EBMgt) に関連する実証分析を行っています。行政や非営利組織、営利企業における目標値の設定や目標値および実績値がもたらす行動や成果に関するメカニズムの解明が専門領域であり、データの可視化による効果測定や複数のデータベースを用いて健康経営の成果に関する研究も推進しています。これまで構築したデータベースや実務家との関係性を生かし、BI(business intelligence)ツールの開発と検証も行い、システムの運用も開始しています。
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