卒業生(現CDCセンター長)の武部貴則特別教授が米誌TIME「医学分野で最も影響力のある100人」に選出!
2026.02.18
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「TIME100 Health 2026」選出!
本学医学部の卒業生であり、現在、先端医科学研究センター コミュニケーション・デザイン・センター(YCU-CDC)のセンター長を務める武部貴則特別教授が、アメリカのニュース雑誌として知られるTIME誌が各界に影響力を与えた人を選出するTIME100の医学分野で最も影響力のある100人「TIME100 Health 2026 」に選出されました。
現在の医療で肺症状などの重症患者に標準的な治療方法として用いられることの多い人工呼吸器やECMO(体外式膜型人工肺)は、患者への痛みを伴うことや肺へのさらなる負担や合併症のリスクを伴うことが課題の1つであるとされてきました。その解決策への第一歩として一部の水生生物が持つ「腸呼吸」の能力がブタなどの哺乳類にも模倣できないかを研究し、「腸換気法」が可能であることを発見しました。この研究では2024年にイグ・ノーベル賞(生理学賞)も受賞しています。
そして、2025年にはヒトを対象にした「腸換気法」を用いた治療法の実現に向けて臨床実験を実施し、安全性が確認されました。(「お尻から呼吸する」腸換気法の安全性をヒトで実証/大阪大学)
これらの長年の研究成果、そして今後の実用化へ向けたステップへの期待が評価されました。
<TIME100 Health 2026>
TIME100 Health: Takanori Takebe
受賞理由についての詳細はこちらをご確認ください。
Takebe Named to TIME100 Health List of Most Influential Leaders
(出典:Cincinnati Children’s Press Release)
現在の医療で肺症状などの重症患者に標準的な治療方法として用いられることの多い人工呼吸器やECMO(体外式膜型人工肺)は、患者への痛みを伴うことや肺へのさらなる負担や合併症のリスクを伴うことが課題の1つであるとされてきました。その解決策への第一歩として一部の水生生物が持つ「腸呼吸」の能力がブタなどの哺乳類にも模倣できないかを研究し、「腸換気法」が可能であることを発見しました。この研究では2024年にイグ・ノーベル賞(生理学賞)も受賞しています。
そして、2025年にはヒトを対象にした「腸換気法」を用いた治療法の実現に向けて臨床実験を実施し、安全性が確認されました。(「お尻から呼吸する」腸換気法の安全性をヒトで実証/大阪大学)
これらの長年の研究成果、そして今後の実用化へ向けたステップへの期待が評価されました。
<TIME100 Health 2026>
TIME100 Health: Takanori Takebe
受賞理由についての詳細はこちらをご確認ください。
Takebe Named to TIME100 Health List of Most Influential Leaders
(出典:Cincinnati Children’s Press Release)
武部特別教授のコメント
このたび、TIME100 Health 2026 に選出いただき、大変光栄に存じます。本研究を長きにわたり支え、育ててくださった共同研究者の皆さま、学生・若手研究者の皆さん、そして母校である横浜市立大学の関係者の皆さまに深く感謝いたします。
本受賞に際しては、重症呼吸器不全患者の新しい治療オプションを生み出すことを目指し取り組んで来た「腸換気法」という新たな治療概念、特に、昨年第一相治験を完了できたことが契機となりました。本技術の応用可能性は非常に広く、本学の麻酔科・東條健太郎准教授らとも、共同研究が進んでいます。
私たちの研究室は現在複数の拠点にありますが、すべての研究テーマの背景には、従来の医療が解決できていない問題と向き合い、全く新たな視点から解決方策を提示し、社会につなぐことを目指しております。現在私がセンター長を務めるYCU コミュニケーション・デザイン・センターもその例外ではなく、デザインやアートの力を駆使した新しいウェルビーイング訴求手法を提案しており、産官学民をつなぐ対話の場をつくりながら、次世代型のまちづくり(イネーブリングシティ、愛知県蒲郡市にて実装中)や教育プログラムの開発(ストリートメディカルラボ)など、腸換気技術にとどまらない多様な取り組みを進めています。
今回の受賞は、こうした多角的な挑戦に対する励ましであり、未来の医療に新しい可能性を切り開く責任を改めて感じるものです。今後も、研究と社会を橋渡しする活動をさらに発展させ、より良い医療の実現に貢献してまいります。
本受賞に際しては、重症呼吸器不全患者の新しい治療オプションを生み出すことを目指し取り組んで来た「腸換気法」という新たな治療概念、特に、昨年第一相治験を完了できたことが契機となりました。本技術の応用可能性は非常に広く、本学の麻酔科・東條健太郎准教授らとも、共同研究が進んでいます。
私たちの研究室は現在複数の拠点にありますが、すべての研究テーマの背景には、従来の医療が解決できていない問題と向き合い、全く新たな視点から解決方策を提示し、社会につなぐことを目指しております。現在私がセンター長を務めるYCU コミュニケーション・デザイン・センターもその例外ではなく、デザインやアートの力を駆使した新しいウェルビーイング訴求手法を提案しており、産官学民をつなぐ対話の場をつくりながら、次世代型のまちづくり(イネーブリングシティ、愛知県蒲郡市にて実装中)や教育プログラムの開発(ストリートメディカルラボ)など、腸換気技術にとどまらない多様な取り組みを進めています。
今回の受賞は、こうした多角的な挑戦に対する励ましであり、未来の医療に新しい可能性を切り開く責任を改めて感じるものです。今後も、研究と社会を橋渡しする活動をさらに発展させ、より良い医療の実現に貢献してまいります。



