横浜市立大学卒業生の活躍!
現コミュニケーション・デザイン・センター長 武部貴則特別教授が、イグ・ノーベル賞を受賞!
2024.09.20
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- 研究
武部貴則特別教授が、イグ・ノーベル賞を受賞!
本学医学部の卒業生であり、現在、先端医科学研究センター コミュニケーション・デザイン・センター(YCU-CDC)のセンター長を務める武部貴則特別教授が、イグ・ノーベル賞「生理学賞」を受賞しました(日本時間9月13日発表)。イグ・ノーベル賞は、人々を笑わせ、考えさせる研究に贈られる賞で、ノーベル賞のパロディー版として1991年に創設されたものです。
今回、武部特別教授らの研究チームは、ブタなどの動物に「お尻から呼吸する能力があることを発見した」として、受賞しました。
肺の研究を始めた武部特別教授らの研究グループは、ドジョウが低酸素環境下においては腸で酸素を取り込んでいることに着目し、肺機能が低下した患者にでも応用できないかと考え、ブタなどの哺乳類も肛門を通じて腸で呼吸できることを発見しました。
今後、新型コロナウイルス感染などにより呼吸不全に陥った患者への症状緩和へつながると期待されています。
授賞式の様子(Youtube)
(出典 Improbable Research)
今回、武部特別教授らの研究チームは、ブタなどの動物に「お尻から呼吸する能力があることを発見した」として、受賞しました。
肺の研究を始めた武部特別教授らの研究グループは、ドジョウが低酸素環境下においては腸で酸素を取り込んでいることに着目し、肺機能が低下した患者にでも応用できないかと考え、ブタなどの哺乳類も肛門を通じて腸で呼吸できることを発見しました。
今後、新型コロナウイルス感染などにより呼吸不全に陥った患者への症状緩和へつながると期待されています。
授賞式の様子(Youtube)
(出典 Improbable Research)
武部特別教授のコメント
本受賞対象となったCell Pressの「Med」の論文では、グラフィカルアブストラクトをYCU-CDCの小高明日香さんに制作いただきました。このイラストは、世界でも評判でコンセプトが直感的にわかりやすく伝わると多数のコメントが寄せられ、その後の研究の認知向上にも大変役に立ちました。また現在は、横浜市立大学医学部麻酔科学教室の東條健太郎准教授とも共同研究が進んでいます。
今後、消化管を活用した換気を用いる技術の研究がさまざまな分野に広がることを願っています。
本受賞対象となったCell Pressの「Med」の論文では、グラフィカルアブストラクトをYCU-CDCの小高明日香さんに制作いただきました。このイラストは、世界でも評判でコンセプトが直感的にわかりやすく伝わると多数のコメントが寄せられ、その後の研究の認知向上にも大変役に立ちました。また現在は、横浜市立大学医学部麻酔科学教室の東條健太郎准教授とも共同研究が進んでいます。
今後、消化管を活用した換気を用いる技術の研究がさまざまな分野に広がることを願っています。
論文情報
論文タイトル:Mammalian Enteral Ventilation Ameliorates Respiratory Failure
著者:Ryo Okabe, Toyofumi F. Chen-Yoshikawa, Yosuke Yoneyama, Yuhei Yokoyama, Satona Tanaka, Akihiko Yoshizawa, Wendy L Thompson, Gokul Kannan, Eiji Kobayashi, Hiroshi Date, Takanori Takebe
掲載誌:Med
DOI: 10.1016/j.medj.2021.04.004
論文タイトル:Mammalian Enteral Ventilation Ameliorates Respiratory Failure
著者:Ryo Okabe, Toyofumi F. Chen-Yoshikawa, Yosuke Yoneyama, Yuhei Yokoyama, Satona Tanaka, Akihiko Yoshizawa, Wendy L Thompson, Gokul Kannan, Eiji Kobayashi, Hiroshi Date, Takanori Takebe
掲載誌:Med
DOI: 10.1016/j.medj.2021.04.004