YCU 横浜市立大学
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学長挨拶

新たな社会の創造をリードし、未来を拓く横浜市立大学へ

横浜市立大学学長 相原 道子 横浜市立大学学長 相原 道子

横浜市立大学学長 相原 道子

横浜市立大学は、2005年の法人化以降、常に未来を見据えて改革を進めてきました。近年では2018年に首都圏初のデータサイエンス学部を設置し、2019年には国際総合科学部を国際教養学部、国際商学部、理学部への改組、さらに2020年にはデータサイエンス研究科の開設とともに、みなとみらい21地区横浜ランドマークタワー内に産学協働を目指したサテライトキャンパスを開設しています。 

2020年以降の3年間は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が世界中に拡大し、新たな世界が構築されていく中、大学の教育や国際交流も大きく見直しを迫られました。本学も高等教育機関としての使命を果たすべく、学内の感染対策とオンライン授業のための環境整備、教育に関わるDX(デジタルトランスフォーメーション)、オンラインによる国際交流など、様々な対応を取りながら教育の質の維持・向上に努めてきました。研究や地域貢献では、COVID-19の研究およびその成果のデータサイエンスを用いた社会への還元をはじめ、生命科学やがんおよび難病研究、都市問題の研究と対策提案など、本学の特長といえる領域の発展に力を入れるとともに、横浜市および神奈川県の多くの政策医療にも貢献しています。
現在、COVID-19は収束を迎えつつありますが、今後は対面授業や国際交流などコロナ以前に戻すだけでなく、この3年間の経験を生かしてオンラインを活用した教育・研究も同時に進めていきます。

これからも大学の諸活動を通して、YCUミッションである国際都市横浜と共に歩み、教育・研究・医療分野をリードする役割を果たすため、学長としてのビジョンを示します。


学長ビジョン 2023

新たな社会の創造をリードし、未来を拓く横浜市立大学へ

横浜市立大学は、多様な知の融合である「総合知」により新たな価値を創造し、学術研究によるイノベーション創出の拠点となることにより、地域のみならず世界の持続的な発展と人々の多様な幸せ(well-being)の実現に貢献することを目指す。

【教育】
地域・社会の未来を担い、世界に貢献する人材の育成

・高い倫理観のもと豊かな教養と高度な専門性を備えた人材の育成
・グローバルに活躍できる能力を育成する環境の提供
・新たな価値を創造し、社会課題の解決を図ることができる人材の育成
・多様性を尊重した学びと環境整備

【研究】
未来を拓く先端的研究の展開

・独創的かつ革新的研究を推進し、世界の課題解決に貢献
・世界水準の研究の推進と発信
・先進的な分野融合型研究によるイノベーションの創出
・地域のみならず世界と繋がる知の拠点としての連携構築

【社会貢献】
地域社会のみならず国際社会の持続的発展に貢献

・優れた人材の育成と研究成果の社会への還元による健康で活力のある社会構築への貢献
・高度で安全な最高水準の医療の提供
・地域および国際社会の課題解決のためのプラットフォームとして産学官共創を推進
・生涯にわたり学修できる環境を整え、地域社会を支える多様な人材を育成

【学内運営】
社会の変化に柔軟に対応し発展を導く運営

・経営基盤の強化による自律的かつ持続的な経営
・戦略的な産学官連携と発展計画 
・社会の変化に迅速に対応できる教職員の協働体制
・多様性を重んじ、教職員一人ひとりが生き生きと活躍できる環境の構築


横浜市立大学は、その始まりである横浜市立横浜商業専門学校創設から数えて2028年に創立100周年を迎えます。附属病院はその始まりである横浜仮病院開設から数えて2021年に150周年を迎えました。その伝統のもと、これからも幅広く社会の発展に貢献し、横浜市民の誇りとなる大学をめざして、歩んで参ります。
(2023年4月1日)

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