YCU 横浜市立大学

平成29年度卒業式学長式辞

平成29年度卒業式学長式辞

平成29年度卒業式学長式辞
卒業生の皆さん、卒業おめでとう。
これまで卒業生を支えてこられたご家族や保護者のみなさまにも、心からお慶び申し上げます。
また、本日は横浜市の渡辺副市長をはじめ、ご来賓の皆様には、ご多忙の中、卒業式にご列席賜りましたこと、感謝申し上げま
す。
さて、卒業生は横浜市立大学を巣立ち、これから社会人となられ、あるいは大学院へと進まれます。
大きな夢と希望を胸に抱いておられることと思います。
この4年間あるいは2年間を、ちょっと振り返って見てください。皆さんは何を学ばれ、どう成長されたでしょうか? 
4年前、皆さんが入学した時、私も初めて学長としてこの場に立ちました。皆さんは初々しく緊張しておられましたが、
実は私も緊張していました。皆さんも私も、そこからそれぞれ歩き始め、日々の学びや出会いを積み重ね、
今、この卒業式の日を迎えられたことは、大変感慨深いものがあります。
卒業生の皆さんは、この4年間で、自らの力で課題を見つけ、解決する力を備えた「自立した人間」に成長されたと思います。
課題解決力の修得のみならず、プラクティカルEnglish や共通教養教育、研究室やゼミに配属されてからの学習、
どれも大変でしたね。厳しくも実りある学びだったのではないでしょうか?
そして、海外フィールドワークや病院での実習、さらに、卒業論文、学位論文作成、学会での研究発表などなど、
皆さん本当によく学ばれました。正直苦労も多かったと思いますが、その分、しっかりと真の実力をつけられたはずです。
また、皆さんが、日々過ごされたのは“横浜“の街です。
この“横浜”の街は、開国以来、積極的に新しいものを取り入れ、時代と共に変化発展してきた国際都市です。
皆さんは、この“横浜“で、様々な体験を通じて、多様な社会やグローバル化への対応など、知らず知らずのうちに、
たくさんの事を学ばれたと思います。ですから、どうか自信を持って世界を視野に入れ、自らの可能性を広げてください。

私は学長として、皆さんにぜひ、心に留めておいて欲しいことを、1つだけ申し上げたいと思います。
それは、「M V P」を心がけると言う事です。Mはミッション、Vはビジョン、Pはパッションの、頭文字をとっています。
何か仕事をする時、課題を与えられた時、また何かにチャレンジしようとする時、
まずそれは何のために?何を意図として行うのか?言いかえれば、M:ミッションは何か?を考えます。
次にそれはどのような構想や計画なのか、大きく全体を見渡す、
言いかえれば、V:ビジョンはどうであるか、を考えることです。
これらは、よく言われる言葉ですが、このMissionと、Visionを常に考え、理解し、
その次に、行動するときは、情熱、熱意を持つ、言いかえれば、P:Passion を持って臨むことを心がけてください。
「MVP」、ミッション(M)と、ビジョン(V)を理解し、あるいは、はっきりさせた上で、
パッション(P) 、情熱を持って何事にも取り組んでいただきたいと思います。
皆さんが、これから歩まれる社会は、人工知能(AI)などの出現で、大きく変貌しようとしていますが、
これからは、働き方、仕事などの「質」が問われてきます。「MVP」、これが必ず役に立つと思います。
また、人生は、率直に言って、山あり、谷ありです。
これから、仕事、家庭、社会生活の中で、時には大変なことや、
一歩も二歩も立ち止まらなければならないこともあるでしょう。
そのような時にも、試練を“前向き”にとらえ、「M (Mission) とV (Vision)」を考え、「P(Passion)」を持って行動する。
これで何とかなっていきます。たとえ、困難や危機があっても、きっと新しい展開が生まれるチャンスになるでしょう。
いいですか? 「MVP」を覚えておいてください。

さて、結びになりますが、大学を巣立っていく卒業生の皆さんが社会で活躍されることは、
母校である横浜市立大学の真の評価にもつながっていきます。
横浜市立大学は、今年90周年を迎え、さらに100周年に向けて力強く進もうとしています。
皆さんは、これからもこの伝統ある そして、横浜から世界に向けて羽ばたく 「横浜市立大学の大切な一員」です。
卒業生の皆さんは、ぜひ「母校」横浜市立大学と、「母校で学ぶ後輩達」そして、母校が共に歩むこの「横浜」の街を、
いつまでも、応援し続けてください。
私は、ここに集う全ての卒業生の皆さんのこれからの活躍を、大いに期待しています。
そして、この横浜市立大学で育ったすばらしい皆さんを、学長として、大変「誇り」に思っています。
本当に卒業おめでとう。

平成30年3月23日
横浜市立大学学長 窪田吉信

大学紹介About YCU