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大学院生 髙田 崚輔さんが、イネ遺伝学・分子生物学ワークショップ2023で「優秀発表賞」を受賞!

2023.08.09
  • TOPICS
  • 学生の活躍
  • 研究
  • 理学部

イネのシュート頂メリステムにおける器官形成に重要な要素である微小管の可視化技術を開発

生命ナノシステム科学研究科 博士前期課程2年の髙田 崚輔さんが、2023年7月13日(木)~14日(金)に九州大学 伊都キャンパスで開催されたイネ遺伝学・分子生物学ワークショップ2023にて「優秀発表賞」を受賞しました。
受賞者
生命ナノシステム科学研究科 博士前期課程2年

髙田 崚輔たかたりょうすけさん

指導教員
理学部/大学院生命ナノシステム科学研究科
木原生物学研究所 辻 寛之 准教授

発表題目
細胞骨格のイメージングと重合阻害によるイネシュート頂メリステムの発生学的解析 
発表内容
—今回受賞した論文の研究内容について髙田さんに解説していただきました。
植物の地上部はすべて「シュート頂メリステム(SAM)」という茎の先端に位置する組織に由来しています。地上部の葉や花などはSAM を構成する個々の細胞が一定方向に伸長することで作られます。この細胞の伸長方向は「細胞骨格」という繊維状構造によって決定されます。しかし、人類にとって主要な作物であるイネは、SAM の細胞骨格の観察方法がなく、機能も詳しく解析されていませんでした。
本研究ではイネのSAM を用いて、細胞骨格の一つである微小管の可視化技術を開発することに成功し、微小管の配向パターンを明らかにしました。さらに、微小管の配向が穂の形成に重要であることを示しました。

髙田 崚輔さんのコメント
この度は栄誉ある賞をいただき、大変嬉しく思います。本研究を進めるにあたり、実験操作や研究方針など様々な面でサポートいただきました。辻研究室と共同研究者の皆様に心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も研究活動に精進してまいります。

指導教員:辻 寛之 准教授のコメント
髙田くん、この度の受賞おめでとうございます!コツコツと実験を重ねて新規の実験系を独自に開発して、これまで誰も観察することができなかった現象を観察することができました。髙田くんの数多くの実験が評価されて嬉しく思います。今後も益々がんばってください!
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