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新鮮な野菜を消費者に。授業での企画提案が実現。

2022.12.02
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  • 教育
  • 国際商学部

三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドにて、市大生が野菜直販マルシェを実施

2022年11月27日(日)に三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドにて金沢シーサイドFMの開局記念イベント「WAVY FES(ウェイビーフェス) 2022」が実施され、会場では市大生が新鮮野菜の直販を行いました。
「金沢区を元気にするメディア」というコンセプトの金沢シーサイドFM主催のこのイベントでは、地元横浜市に関連する多くの企業や団体が参加をしており、金沢区内の学校によるパフォーマンスは大盛り上がりでした。
当日は、天気にも恵まれ、マルシェには多くの店舗ブースが立ち並ぶ中、市大生は市内の農家さんが育てた野菜を直販するブースを出店しました。
この出店のきっかけになったのは、国際商学部で実施している授業「企画立案型実習」です。今年の夏に行われた授業で、さまざまな企業や自治体と連携し、実践的なテーマに挑戦するアクティブラーニングによる取り組みのアイデアとして、三井アウトレットパーク 横浜ベイサイドの担当者へ学生たちがいくつか提案した中に、野菜直販マルシェの企画があり、今回、実現に至りました。

(きっかけとなった授業「企画立案型実習B」の記事はこちらをご覧ください。)
https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2022/kikakuritsuan_mitsui.html

運搬から、販売まで。自分たちで野菜を届ける。

前日の朝10時から、農家と一緒に収穫から袋詰めまで行い、新鮮な採れたて野菜を提供できるようにしたそうです。自分たちの手で運んできた野菜は手作りのPOPを付けてテーブルに並べていきました。置かれている野菜はみずみずしく、珍しい種類のものもあったので、お客さんたちは足を止めて見ていました。
一番人気は「あやめ雪」というカブで、サラダや漬物に向いているそうです。「海老いも」という里芋も少量限定だったので、販売開始から1時間以内に完売していました。

本企画を提案し、実現まで進めたメンバーのうち、代表して犬塚栞菜さん(国際商学部 3年)にコメントをもらいました。

企画立案型実習で提案した企画をこのような記念イベントで実現でき、大変嬉しく思っております。授業でも実証実験として少量の野菜を3時間ほど販売させていただきましたが、イベントとしてマルシェを出店するのは初めてで、お客さんに買ってもらえるのか不安がありました。今回イベントに参加してみて一番苦労したことは、お客さんへの声掛けです。野菜を目にしたお客さんが買いたくなるように声をかけるのが難しく、特に苦労しました。初めは商業施設内に野菜を販売する店舗が無いので購入してくれるだろうと思っていましたが、思うように売れませんでした。しかし、みんなで協力して野菜の配置を工夫したり、野菜の特徴や食べ方を説明したりすることで、次第にお客さんが足を止めて野菜に興味をもってくれるようになりました。メンバー全員で野菜をPRしたおかげで、予定よりも早く完売することができました。想定通りにいかず苦労した点も多々ありましたが、お客さんから「新鮮で美味しそう」「こんな野菜知らなかった」と言っていただけたので、非常にやりがいを感じました。横浜にはあまり知られていない野菜がたくさんありますので、このマルシェをきっかけに興味をもつ人が少しでも増えると嬉しいです。
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