生命ナノシステム科学研究科 五味田 綾香さんが、第31回日本MRS年次大会で奨励賞を受賞!
2022.04.08
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フラーレンナノウィスカーの育成と力学的性質についての発表が評価され、奨励賞を受賞!
生命ナノシステム科学研究科 博士前期課程2年の五味田 綾香さんは、2021年12月13日(月)~15日(水)に開催された、第31回日本MRS(The Materials Research Society of Japan)年次大会で、「C70ナノウィスカーの育成と力学的性質」というタイトルで研究発表を行い奨励賞を受賞しました。
五味田さんは第48回 炭素材料学会年会で学生優秀発表賞を受賞しており、それに続いての快挙となりました。
五味田さんは第48回 炭素材料学会年会で学生優秀発表賞を受賞しており、それに続いての快挙となりました。
受賞者
生命ナノシステム科学研究科
物質システム科学専攻 博士前期課程2年*(受賞当時)
五味田 綾香 さん
講演題目
「C70ナノウィスカーの育成と力学的性質」
生命ナノシステム科学研究科
物質システム科学専攻 博士前期課程2年*(受賞当時)
五味田 綾香 さん
講演題目
「C70ナノウィスカーの育成と力学的性質」
発表内容
—今回の受賞に至った研究内容について五味田さんに解説していただきました。
フラーレンは炭素のみでできた籠状の分子で、分子性結晶を形成することが知られています。分子性結晶は、結合力が弱いことから一般に脆く壊れやすいという特徴があります。しかし、当研究室では『ばね』のように曲げても元に戻る性質をもったフラーレンナノウィスカーという繊維状結晶の育成に成功しています。さらに本研究では、先行研究*とは異なり、加熱処理を施しても弾性を保つ、フラーレンC70を用いたC70ナノウィスカーの育成に成功しました。今回の学会では、その特異な力学的性質についての詳細を発表しました。
—今回の受賞に至った研究内容について五味田さんに解説していただきました。
フラーレンは炭素のみでできた籠状の分子で、分子性結晶を形成することが知られています。分子性結晶は、結合力が弱いことから一般に脆く壊れやすいという特徴があります。しかし、当研究室では『ばね』のように曲げても元に戻る性質をもったフラーレンナノウィスカーという繊維状結晶の育成に成功しています。さらに本研究では、先行研究*とは異なり、加熱処理を施しても弾性を保つ、フラーレンC70を用いたC70ナノウィスカーの育成に成功しました。今回の学会では、その特異な力学的性質についての詳細を発表しました。
五味田 綾香さんのコメント
対面での学会での発表は初めてでしたが、奨励賞を受賞することができ、大変嬉しく思います。対面でのプレゼンテーションや質疑応答は緊張感がありましたが、日ごろ研究室でのゼミやディスカッションの経験を活かすことができました。これも研究活動を支えてくださった橘先生、鈴木先生、研究室メンバーのおかげです。本当にありがとうございました。
指導教員 橘 勝教授のコメント
五味田さん、日本MRS年次大会での若手奨励賞の受賞、おめでとうございます。前回の炭素材料学会に続き連続受賞になりますね。大学院では、コロナ禍ということもあり、国際会議はもちろん国内学会も現地での参加がほとんど叶いませんでした。もともと海外での発表を目指して私の研究室へ入ってきたのですが、一度も行けませんでした。このような状況においても、モチベーションを下げることなく研究に邁進し、参加したすべての学会で発表賞が受賞でき本当に良かったと思います。研究室で培った経験を活かし、社会に出てからも益々活躍されることを期待しています。