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【YCU RESEARCH 2021】COVID関連研究(産婦人科学/センター病院 総合周産期母子医療センター)

2021.09.01
  • TOPICS
  • 研究

COVID関連研究(産婦人科学/センター病院 総合周産期母子医療センター)

 

new! 2021.9

Psychological stress among pregnant and puerperal women in Japan during the coronavirus disease 2019 pandemic 

COVID-19流行下における本邦の妊産婦・褥婦の精神的ストレス

センター病院 総合周産期母子医療センター 小畑 聡一朗 助教
産婦人科学 宮城 悦子 教授
 


COVID-19流行下の本邦の妊産婦・褥婦の精神的ストレスを、オンラインアンケートを用いて解析した。妊婦4798人、褥婦2977人を対象としEdinburgh Postnatal Depression Scale (以下EPDS)、およびKessler 6 (以下K6)を評価し、母体背景を交絡因子として解析した。高EPDS(9点以上)、高K6(5点以上)を示す割合は、妊婦でそれぞれ33.5%、39.9%、褥婦で29.1%、38.9%と高い値を示し、過去の本邦の報告よりも高い割合を示した。またCOVID-19の高流行地域の居住者および里帰り分娩が制限された群において特に精神的ストレスが高いことが示された。

本研究は日本産科婦人科学会のサポートにより遂行された。

 

new! 2021.9

The physical and mental burden on obstetricians and gynecologists during the COVID-19 pandemic: A September 2020 questionnaire study 

COVID-19パンデミック下における、産婦人科医の身心の負担に関する2020年9月のアンケート調査 

産婦人科学 宮城 悦子 教授 
 

本論文は日本産科婦人科学会のサポートを得て、北海道大学病院  産科  馬詰 武 助教(研究当時)との共同研究の成果によるものです。

COVID-19パンデミック下2020年9月に、産婦人科医師が感じている身心の負担について、オンラインのアンケート調査を行った。852人の医師が回答し、76%の医師がパンデミック下の診療を人生で最大の身心の負担と感じていた。負担を大きく感じていたのは、患者発生数が多い地域の医師が、少ない地域に比べて有意に多かった(オッズ比1.571, p = 0.012)。また、感染予防具を厳重に装着している施設の医師の方が負担を大きく感じている傾向が認められた。

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