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新型コロナウイルス感染症 回復者専用抗体検査PROJECT開始のお知らせ

2020.07.29
  • TOPICS
  • 研究

新型コロナウイルス感染症 回復者専用抗体検査PROJECT開始のお知らせ

横浜市立大学では、新型コロナウイルス感染症より回復された方を対象に、東京都医師会・神奈川県医師会より後援、および地域医療機関の協力を得て大規模な抗体検査を開始します。今後8月よりコールセンターにて予約受付を開始し、9月より各協力医療機関での血液検査を行っていきます。

今回の研究では、回復者の体内で産生された新型コロナウイルスに対する抗体が感染から1年後までの中長期を経た後も残存するかを調査すると共に、新型コロナウイルスの感染阻止に寄与すると考えられる中和抗体の測定を同時に行います。回復者の体内に中和抗体が確認されれば、再感染する可能性が低くなると言えます。また1年後までの中長期を経た後の各種抗体の減少率などについて調査をすることで、新たな生活様式・社会活動のあり方に関する提言やより正確な既感染率の推定などに繋がり、今後実施される多様な抗体保有率調査などにも活用されることが期待されます。

本研究は国立開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の令和2年度ウイルス等感染症対策技術開発事業(研究代表者:山中竹春)として実施します。

【参考】
日本医療研究開発機構(AMED)「令和2年度ウイルス等感染症対策技術開発事業」について
COVID-19の世界的な流行を受け、簡易・迅速かつ分散的なウイルス検査、感染拡大防止に向けたシステム、重症患者等に向けた治療機器等の開発への期待が高まっていることを踏まえ、この度、感染症の課題解決につながる研究開発や、新型コロナウイルス感染症対策の現場ニーズに対応した機器・システムの開発・実証等の支援を実施するものです。

経済産業省令和2年度補正予算「ウイルス等感染症対策技術の開発」事業について
新型コロナウイルス等の感染症対策のための医療機器・システム等の社会実装を⽬指し、課題解決につながる研究開発や、新型コロナウイルス感染症対策の現場のニーズに対応した機器・システムの開発・実証等を⽀援するものです。

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