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国際商学部・柴田准教授のゼミ生がアグリカルチャーコンペティション2020で審査員特別賞を受賞

2021.01.29
  • TOPICS
  • 学生の活躍
  • 研究

水産業界が抱える魚食消費問題に、マーケティングでアプローチ

アグリカルチャーコンペティション 特別審査員賞 盾
国際商学部・柴田典子准教授のゼミ学生が、2020年11月29日(日)にオンラインで開催された「アグリカルチャーコンペティション2020」において審査員特別賞を受賞しました。この大会は、「食・地域・農業・JA」に関連するテーマで研究を行い、その成果発表を競うものです。
 
 
アグリカルチャーコンペティション2020
大学生たちがチーム単位で、日本の農業や食、地域、農業協同組合等に関する調査研究を行い、その成果の発表を競う大会
開催日:2020年11月29日(日)
コンペ参加:46チーム、参加者総数203名
 
チームメンバー

受賞者

国際総合科学部 経営科学系 柴田典子ゼミナール
「おさかな広め隊」(チーム名) 

鹿又 萌衣 さん(3年生)
髙橋 京弥 さん(3年生)
冨原 昂也 さん(3年生)
藤井 梨奈 さん(3年生)

※学生の所属は、2018年度以前入学の学部名称です。 

報告テーマ 
「大学生の食生活を通じた魚食の消費拡大 ~手軽に食べられる魚を使った商品開発~」 
 
 
オンライン発表の様子

研究内容

コロナ禍で生活スタイルが変化し、学生達自身が食生活と健康に強く意識が向かうようになったことが出発点となり、水産業界における在庫不良問題や、若者の魚食機会の縮小という社会課題に着目し、魚の消費拡大に向けた「魚食拡大プロジェクト」※に取り組みました。
具体的には、水産業界と市場のギャップを見つけ出し、消費者のニーズにマッチするサービスや商品開発を目指し、マーケティングおよび消費者行動研究を活かしたアプローチを行っています。
ターゲットとする若者の魚食機会を増やすための第一歩として、「魚を使った商品開発」に取り組み、同時に「生協食堂での魚メニュー提供」「南部市場内の食堂でのメニュー化実現」も検討しました。
現在も、製品化の実現、および魚を使ったSDGs達成に資する食堂メニュー提供の実施に向けて取り組みを継続しています。
 
※「魚食拡大プロジェクト」
南部市場(横浜市金沢区)にある水産会社の(株)横浜食品サービスからのご協力を得て立ち上げたプロジェクト。同社は、水産物を中心とした素材・魚介類加工販売をおこなう企業であり、2016年に再編された横浜南部市場の食品関連卸売センター内で「横濱屋本舗食堂」も運営。

指導教員・柴田典子准教授のコメント

1年間の留学を終え2020年春から合流したメンバーもおり、リアルで一度も会ったことがない中で、グループワークからコンペ本番までの全てがオンライン実施となりました。戸惑いながらも試行錯誤を重ねる努力を惜しまず、素晴らしい結果を獲得した学生達の適応力の高さと頼もしさを強く感じます。学生の熱意に共感してくださった(株)横浜食品サービスの瀬戸社長には、材料提供をはじめとして多大なご協力をいただき、この場をお借りして感謝申し上げます。




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