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「令和2年度 第2回医学国際化セミナー(中内啓光教授講演会)」を開催しました

2021.03.16
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令和2年度 第2回医学国際化セミナー(中内啓光教授講演会)開催報告

=医学も自分の未来予測も難しい=

令和3年2月19日(金)に第2回医学国際化セミナー「医学も自分の未来予測も難しい」を開催しました。
本セミナーは、本学医学科生対象に実施したアンケート結果より「海外で活躍されている医師による講演」の要望が高かったことから、今回、スタンフォード大学幹細胞生物学・再生医療研究所でご活躍中の中内啓光教授を講師に迎え講演をしていただきました。
開催にあたっては、倶進会に共催いただき、学生や若手医師を中心に合計116名と多くの方にお申込みいただきました。

セミナー冒頭では、グローバル推進部門長の中島先生によるご挨拶に始まり、令和3年度春からリサーチ・クラークシップで中内教授の研究室へ留学を予定していたものの新型コロナウィルスの影響で派遣中止となってしまった学生による中内教授の略歴紹介、挨拶が行がわれました。
講演では、中内教授がどのように研究者として大成されたか、ご自身のグローバルな経験を踏まえて、深く踏み込んでお話いただきました。自分自身の内発的動機に向かい合うこと、貫く行動力、大学や国を外から見てみることの大切さ等、キャリア・人生を考える上で非常に大事なことを改めて考えるきっかけを与えていただけた講演でした。


中内教授からのメッセージ
 アンケートには「(自分は)無難な道を選んでしまうことがあるが、先生のお話を聞いて、自分の選んだ道を信じて、誰がなんと言おうとやり抜きたいと感じた。」、「特にコロナ禍の状況で入学し、日本の外はおろか同学年の学生すら会う機会がなく、視野が狭まっていた自分には良い刺激となった。」等の感想が寄せられました。

中内啓光教授 ご略歴

<中内啓光教授の略歴>
1978年      横浜市立大学医学部卒業※在学中にハーバード大学留学
1978-79年 同附属病院内科研修
1983年      東京大学大学院医学系研究科修了
1983-85年 スタンフォード大学医学部遺伝学リサーチフェロー
1986-87年 順天堂大学医学部免疫学研究室助手・講師
1987-95年 理化学研究所・国際フロンティア研究システム造血制御
                    研究チームリーダー
1994-2002年 筑波大学基礎医学系・免疫学・教授
2002-08年 東京大学医科学研究所ヒト疾患モデル研究センター・
                    高次機能研究教授
2008-13年 中内幹細胞・臓器再生プロジェクト研究部長、科学技術
                   振興機構、ERATO「中内幹細胞制御PJ」研究総括、
        東京大学iPS研究拠点リーダー
2008-17年 東京大学医科学研究所・幹細胞治療研究センター長
2014年~   スタンフォード大学幹細胞生物学・再生医療研究所遺伝
                    学科教授
2017年~   東京大学医科学研究所特任教授
※サバティカル休暇制度を使い、スタンフォード大学と
 ケンブリッジ大学に半年間づつ滞在

医学教育推進課 医学国際化等担当

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