生命医科学研究科 有田恭平准教授が、平成27年度文部科学大臣賞若手科学者賞を受賞!
2015.04.30
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生命医科学研究科 有田恭平准教授が、平成27年度文部科学大臣賞若手科学者賞を受賞!
横浜市立大学大学院生命医科学研究科の有田恭平准教授が、平成27年度科学技術分野の文部科学大臣表彰若手科学者賞を受賞しました。
若手科学者賞は萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者個人に与えられる賞です。
同賞は平成27年4月15日、文部科学省での表彰式で授与されました。
若手科学者賞は萌芽的な研究、独創的視点に立った研究等、高度な研究開発能力を示す顕著な研究業績をあげた40歳未満の若手研究者個人に与えられる賞です。
同賞は平成27年4月15日、文部科学省での表彰式で授与されました。
研究概要
有田准教授は、DNAメチル化やヒストンタンパク質の翻訳後修飾に代表されるエピジェネティクスが関与する生命現象の解明を目指し、エピジェネティックな情報の書き込み・情報の読み取り・世代間を跨いだ継承機構に関与する生体分子の構造生物学的な研究を行ってきました。
同氏は、ヒストンをシトルリン化修飾するタンパク質、DNAメチル化の情報を読み取り継承するタンパク質、ヒストンの翻訳後修飾を読み取るタンパク質の構造生物学的な研究を行い、その立体構造から機能を理解することにより、エピジェネティクスによって制御される生命現象を解明してきました。
本研究成果はタンパク質の立体構造に基づくDNAメチル化やヒストン修飾が関与する遺伝子発現の制御機構の解明につながると同時に、エピジェネティクスの異常が関与する疾患の新たな治療薬の開発の基盤となる情報を与えると期待されます。
主要論文:
1.「Recognition of modification status on a histone H3 tail by linked histone reader modules of the epigenetic regulator UHRF1.」Proc Natl Acad Sci U S A誌、109号、p12950-12955 2012年8月発表
2.「Recognition of hemi-methylated DNA by the SRA protein UHRF1 by a base-flipping mechanism.」Nature誌、455号、p818-821 2008年9月発表
同氏は、ヒストンをシトルリン化修飾するタンパク質、DNAメチル化の情報を読み取り継承するタンパク質、ヒストンの翻訳後修飾を読み取るタンパク質の構造生物学的な研究を行い、その立体構造から機能を理解することにより、エピジェネティクスによって制御される生命現象を解明してきました。
本研究成果はタンパク質の立体構造に基づくDNAメチル化やヒストン修飾が関与する遺伝子発現の制御機構の解明につながると同時に、エピジェネティクスの異常が関与する疾患の新たな治療薬の開発の基盤となる情報を与えると期待されます。
主要論文:
1.「Recognition of modification status on a histone H3 tail by linked histone reader modules of the epigenetic regulator UHRF1.」Proc Natl Acad Sci U S A誌、109号、p12950-12955 2012年8月発表
2.「Recognition of hemi-methylated DNA by the SRA protein UHRF1 by a base-flipping mechanism.」Nature誌、455号、p818-821 2008年9月発表