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生体超分子相関科学 荒川憲昭助教が「第6回アジア・オセアニア ヒトプロテオーム大会」優秀ポスター発表賞を受賞 !

2012.05.30
  • プレスリリース
  • 研究
横浜市立大学 学術院 国際総合科学群 生体超分子相関科学専攻 荒川憲昭 助教が、5月5日~7日に北京で開かれた「第6回アジア・オセアニアHUPO(ヒトプロテオーム)大会」で、Excellent Poster Award(優秀ポスター発表賞)を受賞しました。受賞のテーマは“Identification of a new biomarker for ovarian clear cell adenocarcinoma by secretome analysis of cancer cell lines”です。

荒川 憲昭 助教は、本学産婦人科学教室や企業との共同研究で、卵巣明細胞腺癌の分泌タンパク質をプロテオミクス技術を用いて解析し、卵巣癌診断に用いる新しい腫瘍マーカーの候補タンパク質を発見しました。今回はそのタンパク質の臨床的な有用性について発表し高い評価を得たものです。

卵巣明細胞腺癌は卵巣癌の中でも予後が悪い組織型であり、既存の腫瘍マーカーでは血清診断が難しい例が多いことで知られていますが、本研究成果によって明細胞腺癌を高い精度で検出できるようになれば、早期発見や効果的な術前化学療法に繋がると期待されます。
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