令和5年度伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生表彰式　開催報告

令和5年9月20日(水)に金沢八景キャンパス　シーガルホールで令和5年度伊藤雅俊奨学生・成績優秀者特待生表彰式を執り行いました。
この表彰式は、学業・人物ともに優秀な学部学生を表彰し、一層の努力を奨励するとともに、本学学生全体の学修意欲高揚につながることを期待し、毎年開催しています。

伊藤雅俊奨学生は、前年度の成績をもとに国際商学部の2年次以上の各学年より選出された極めて優秀な学生に授与しています。
成績優秀者特待生は、前年度の成績をもとに各学部学科の2年次以上の各学年より選出された優秀な学生に授与しています。
今年度は、伊藤雅俊奨学生として6名、成績優秀者特待生として52名、計58名を表彰しました。
式典には、受賞学生に加え、ご家族や指導教員等80名を超える方々が参列し、その栄誉を讃えました。

表彰とあわせ、伊藤雅俊奨学金制度と、寄附者であり今年３月にご逝去された伊藤雅俊氏のご功績について紹介しました。
また、奨学生の代表者１名と特待生の代表者２名が本学での学びや今後の目標等について、発表しました。

代表学生コメント

伊藤雅俊奨学生代表　国際商学部 4年　吉田　有里奈さん

この度は、伊藤雅俊奨学生に選出いただき大変光栄に思います。支えてくださった多くの方々に深くお礼申し上げます。国際商学部では幅広い学問分野を学ぶ機会に恵まれ、知見を広げることができました。教授の皆様には親身になってご指導いただき大変感謝しております。現在は、卒業論文を執筆しています。論文では、広告ブロック（ウェブなどに表示される広告を非表示にするようなソフトウェアの総称）の普及は、社会厚生最大化という観点から正当化されるかモデル分析を通じて考察する予定です。卒業後は、ゼミをはじめとしてこれまでの学生生活で培ってきた客観的な思考や理論的な分析、長期的なものの見方を活かしながら精進してまいります。

成績優秀者特待生代表　国際教養学部 4年　佐藤　光さん

この度は、特待生に選出していただきありがとうございます。これまで支えてくださった方々に心から感謝いたします。 1年次に参加したアフリカ開発会議のボランティアを通じて感じたことや考えたことが私の大学での学びの指針となり、講義・ゼミ・交換留学・学生団体・インターンシップ・ボランティアといった場において興味関心の幅を広げながら知見を深めてまいりました。進路が確定したいま、多種多様な学びの機会のある横浜市立大学で学生生活を送れたことを改めて嬉しく思います。現在は、飢餓・食料不足問題の解決に向けて国際法が果たせる役割についての卒業論文の執筆に励んでいます。今回の受賞を励みに、卒業後は社会人として一層努力していく所存です。

成績優秀者特待生代表　医学部医学科 6年　竹内　沙織さん

この度は特待生に選出頂き誠に光栄に思います。6年間を省みて、「Connecting The Dots」という言葉が思い当たりました。数々の講義、患者さんとの会話、先生方のご指南全てが現在の私に繋がっています。私の好奇心を育み、応援して下さる皆様に感謝申し上げます。私は4年次の総合診療医学講義で日常生活を支える医療に心を奪われ、5、6年次の実習では閉鎖病棟で入院患者さんの個性に向き合い、訪問診療で地域の方々の生きがいや医療者の情熱に触れました。これらの体験に導かれて、私は今「なんでも相談して下さい。」と言える家庭医を目指しています。お世話になった方々への感謝を原動力に、これからも精進致します。