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管理会計資格(US-CMA)が切り拓くキャリアの可能性を学ぶ教室セミナーを開催

2026.02.13
  • TOPICS
  • 教育
  • 講座・セミナー
  • 国際商学部
2026年1月20日(火)、国際商学部の藤﨑晴彦准教授による教室セミナー「管理会計資格(US-CMA)が切り拓くキャリアの可能性」が開催されました。
講義の概要やねらい
本セミナーは、本学が米国管理会計士協会(IMA)と締結した提携(MoU)に基づく取り組みの一環として実施されました。そのねらいは、変化の激しい現代ビジネスにおいて、世界で通用する管理会計の知識とスキルを身につけることの価値を伝え、学生の実践的な学修と将来のキャリア形成を強力に支援することにあります。
※横浜市立大学はIMA(米国管理会計士協会)と提携
https://www.yokohama-cu.ac.jp/news/2023/20230807yokohamaimateikei.html


登壇者の紹介とプレゼンテーションの内容
当日は、企業の第一線で活躍し、管理会計を自らのキャリアの武器としてきたお二人の講師が登壇しました。
佐野雅弘氏
佐野雅弘氏(Johnson & Johnson、Senior FP&A Analyst)
日系金融機関の営業職からキャリアをスタートし、DXや戦略部門を経て、国内MBA取得と並行してUS-CMAを取得し、外資系ファイナンス職へと転身された経緯を紹介されました。プレゼンテーションでは、経営課題を解決する「ビジネスパートナー」として、財務数値が意思決定の現場でどのように活かされているかが語られました。
木歩士一成氏
木歩士一成氏(Sirius Japan LLC、Managing Partner / Co-Founder)
日本および米国での会社設立を経験されたアントレプレナーの視点から登壇いただきました。管理会計を「価値がどこで、どう生まれているかを可視化する学問」と定義し、国際資格がグローバルなビジネス環境において実務能力と信頼を証明する「グローバルパスポート」となることを強調されました。
これからの時代を生き抜くための学びと学生へのメッセージ
セミナーでは、VUCA*1やAIの進展によって変化が激しくなる時代において、どのような力が求められるのかが示されました。講師は「AIは意思決定者ではなくコーチであり、最終的な判断の責任は常に人間にある」と強調し、知識が標準化されるAI時代だからこそ、感情的知性(EQ)や、状況を観察し即座に判断する「OODA*2」の思考法が重要になると語りました。
さらに学生に向けて、「一見無関係に見える学生時代の経験も、将来必ず点と線でつながる」というメッセージが送られました。若いうちに数字の感覚を養っておくことが、社会人になってからのキャリアに複利的な成長をもたらすという言葉は、多くの学生にとって将来を前向きに捉えるきっかけとなりました。

参加した学生の感想 学びが「将来」とつながる実感
本セミナーに参加した学生からは、キャリア観や学びへの向き合い方に大きな変化があったという声が多く寄せられました。
「会計は単なる事務作業だと思っていましたが、経営課題を解決するための“戦略的な武器”になることが分かりました。」
「一見関係のない経験でも、すべてが将来につながるというお話に勇気づけられました。今取り組んでいる勉強にも意味を感じられるようになりました。」

資格取得や継続的な学びに対しても、前向きな反応が目立ちました。
「資格はゴールではなく、選択肢を広げるための道具だという言葉が印象的でした。学生のうちに挑戦してみたいと思いました。」
「将来に不安がありましたが、お二人のキャリアのお話を聞いて前向きになれました。」
「実体験に基づいたお話だったので、とてもリアルでした。自分の将来を具体的にイメージできるようになりました。」
これらの声からも、本セミナーが学生一人ひとりの学修意欲を高め、キャリア形成を後押しする貴重な機会となったことがうかがえます。

本学では今後も、専門性と実践力を兼ね備えた人材を育成するため、こうした学びの機会を提供してまいります。
用語説明
*1 VUCA:「Volatility」変動性「Uncertainty」不確実性「Complexity」複雑性「Ambiguity」曖昧性を表す造語で、先行きが不透明で予測困難な状況を指す
*2 OODA:「Observe(観察)」「Orient(状況判断)」「Decide(意思決定)」「Act(実行)」の4つのプロセスからなる意思決定のフレームワーク
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