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医学部医学科6年の佐藤理紀さんが、第10回日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会で「若手優秀演題賞」を受賞!

2026.01.22
  • TOPICS
  • 学生の活躍

研究実習(リサーチ・クラークシップ)から継続的に取り組んだ「一人暮らしが大腸がん罹患や死亡のリスクに及ぼす影響」を報告

医学部医学科6年の佐藤理紀さんが、2025年12月13日に奈良県コンベンションセンターで開催された第10回 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会において、「日本における独居と大腸がんの関連:JPHC study」について発表し、若手優秀演題賞を受賞しました。
左から)後藤教授、佐藤さん、先輩の原さん(公衆衛生学大学院生)
受賞者
医学部医学科6年 佐藤 理紀さとう りきさん
指導教員
医学部公衆衛生学 後藤 温教授
受賞内容
第10回 日本糖尿病・生活習慣病ヒューマンデータ学会
若手優秀演題賞
発表題目
日本における独居と大腸がんの関連:JPHC study
今回の発表内容について佐藤さんに解説していただきました。
大腸がんは日本における主要な死因の一つであり、治療法の進歩が続いています。しかし、その経過は治療効果のみならず、収入や教育歴といった社会経済的状況や、周囲の人との社会的つながりなど、生活環境や社会的背景の影響を受けることが知られています。
一方で、生活環境の中でも「同居者の有無」に着目した研究は多くなく、一人暮らしと大腸がんのリスクとの関連については、これまで限られた報告しかありませんでした。日本では単身世帯が4割弱を占め、今後も増加が見込まれていることから、その健康への影響を明らかにする必要があると考え、本研究では疫学データを用いて分析を行いました。
佐藤 理紀さんのコメント
今回、このような賞をいただき、大変光栄に思っております。私が一人暮らしを始めた大学1年生の2020年は、人とのつながりが大きく制限された時期であり、そのこと自体が健康に影響を及ぼすのではないかと感じたことが、本研究に関心を持つきっかけでした。在学中にご縁をいただき、そうした疑問に向き合う機会を得られたことは、大変貴重な経験です。今回の受賞は、3年以上にわたり丁寧かつ親身にご指導くださった後藤先生をはじめ、多くの方々に支えていただいた結果と感じています。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。今後も、医療と社会をつなぐ視点を大切にしながら、精進してまいりたいと考えております。


指導教員後藤 温教授のコメント
佐藤理紀さんは、医学部医学科3年次にリサーチ・クラークシップとして公衆衛生学教室を選択し、自ら研究課題を設定したうえで、3年間にわたり継続して公衆衛生学の研究に取り組んできました。本研究では、単身世帯の増加に伴い健康への影響が懸念される現状を背景に、一人暮らしが大腸がんリスクに及ぼす影響を、疫学データを用いて検討しました。その研究成果を学術集会の優秀演題セッションにおいて発表し、質疑応答においても的確に対応しました。その結果、多くの優れた発表の中から最も優秀な研究として選出されました。佐藤さんは現在医学科6年生ですが、すでに研究者として疫学や統計学を十分に理解し、公衆衛生上の重要課題に真摯に取り組んできた点が高く評価されたものと考えます。
卒業後は初期臨床研修医として臨床の現場で研鑽を積むことになりますが、本研究を培ったパブリックヘルス(公衆衛生)の視点を生かし、今後、医師として、また研究者としてのさらなる活躍を期待しています。
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