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国際教養学部の藤本栞那さんと多田麗央さんのチームが環境課題解決マッチング会で優秀賞を受賞!

2026.01.16
  • TOPICS
  • 学生の活躍
  • 国際教養学部

段階導入型モデルで実現性と持続可能性を両立したモビリティシェアサービスの提案

12月13日(土)、かながわ県民センターにて「企業×学生 環境課題解決マッチング会」が開催されました。本イベントは、一般社団法人横浜市地球温暖化対策推進協議会が主催し、横浜市内の企業と学生が環境課題の解決に向けて交流・協働する場として企画されたものです。これまで協議会内の大学のみを対象としていたところ、今回は、初めて公募形式で参加チームを募り、当日は、横浜市立大学の学生4チーム、他大学6チームの計10チームが参加しました。
参加チームは、参加企業・団体が提示した環境課題に対し、学生が事前に調査・研究を行ったうえで、具体的な解決策を提案しました。
国際教養学部・青木ゼミの藤本栞那さんと多田麗央さんの2名によるチームは「工業団地における乗合通勤シャトルバス」をテーマに発表を行い、本学学生チームの挑戦は注目を集め、提案内容は実現可能性や独創性などの観点から高く評価されました。
その結果、藤本さん・多田さんのチームは、全10チーム中2番目となる優秀賞を受賞しました。
藤本さん(左)・多田さん(右)
受賞者
国際教養学部2年
藤本 栞那ふじもと かんなさん
国際教養学部2年
多田 麗央ただ れいおうさん

指導教員
国際教養学部 
青木 えり准教授(都市環境政策論)

受賞内容
2025年度『企業×学生 環境課題解決マッチング会』 優秀賞
今回の発表内容について多田さんに解説していただきました。
本企業提案では、企業様よりScope3*1の削減に関する提案を求められたことを受け、通勤分野における環境負荷の削減を目指して企画立案および発表を行いました。
提案先企業様が抱える課題は、従業員の通勤形態においてマイカー通勤の割合が高い点でした。この課題を解決するため、私たちは企業内での乗合通勤サービスを提案の軸として検討を進めました。乗合通勤については、過去にも試みがありましたが、運転手を社内で確保する必要があることや、車両コストを従業員が負担しなければならない点が課題となっていました。
そこで、今回の提案では、まず車両および運転手を外部に委託した乗合バスの運行による実証実験を実施することを基本としました。あわせて、実証実験の段階で利用率や利用者ニーズなどのデータを収集し、それらを基に運行の最適化を図るとともに、有用性が認識された場合には、将来的に工業団地全体での共同運行を行う可能性についても提案に盛り込みました。
計画段階ではさまざまな課題がありましたが、段階的に導入するモデルを採用することで、マイカー通勤による環境負荷の削減という重要な社会課題に対し、実現可能性と将来的な持続可能性どちらも考慮した企業提案を行うことができました。
藤本さんのコメント
学外の方へ向けてプレゼンテーションを行い、提案をすることは初めての経験であり、大きな学びとなりました。準備の過程では、話し合いを重ねながら発表内容を磨いていきました。アイデアが行き詰まる場面もありましたが、ゼミのメンバーや先生からアドバイスを受けながら、一つの形にまとめることができました。賞をいただけたことをとても嬉しく思うとともに、今回の発表を通して見えた課題や反省点を、今後の活動に活かしていきたいと考えています。

多田さんのコメント
訪問先企業の皆さまや横浜市の皆さまなど、企業訪問からマッチング会までさまざまな方にご協力いただき、無事に提案発表を終えることができました。心より感謝申し上げます。
企業訪問や教授、ゼミ生との意見交換を重ねる中で、一つの企業の課題が社会全体の問題とも深く関わっていること、またその解決に社会的意義があることを実感しました。
実際に社会で活躍されている企業の方々と直接お話しすることや、ステージに登壇して大勢の前でプレゼンテーションを行うことなど、普段の学びでは得られない貴重な経験をすることができました。これらの経験を今後の大学での学びに活かしていきたいです。

指導教員 青木准教授のコメント
今回の受賞は、学生自身が課題に真摯に向き合い、自ら考え、調査し、企業の方々との対話を重ねながら、現実的な提案へと練り上げてきた成果だと思います。ゼミ内での議論や相互の助言を通じて、学生同士が協力しながら磨き上げてきた成果でもあります。
ご協力いただいた横浜市の企業・関係者の皆さまに深く感謝申し上げます。提案にはさらに発展の余地がありますが、学生と地域がともに環境課題を考える出発点として、今後につながっていくことを期待しています。
用語説明
*1 Scope3 ・・・・企業活動において、原材料調達から廃棄までに発生する温室効果ガス(二酸化炭素等)排出量のうち、事業者自ら排出している温室効果ガスであるScope1・Scope2以外の、事業者の活動に関連する自社および他社の温室効果ガスの排出量のことを指す。
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