駐横浜大韓民国総領事が講演会を開催
2024.06.26
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韓日「古代交流史」の理解と真の歴史和解
—百済 武寧王(ぶねいおう)の生涯から—
6月17日(月)、第19代駐横浜大韓民国総領事・金玉彩氏をお招きした講演会が金沢八景キャンパスの文科系研究棟1階ビデオホールにて開催されました。
百済・武寧王の生涯をテーマに古代史を紐解きながら韓日の歴史・関係について講演され、学生など約60名が参加しました。
百済・武寧王の生涯をテーマに古代史を紐解きながら韓日の歴史・関係について講演され、学生など約60名が参加しました。
金総領事は、明仁天皇(現上皇)陛下が2001年12月18日天皇誕生日前のサッカーW杯日韓大会前の会見において、桓武天皇(737~806年)の生母が古代朝鮮の百済の王、武寧王(462~523年)の子孫であると続日本紀に記されていることに、「韓国とのゆかりを感じています」と語られたことを紹介しました。
続けて、当時の両国の緊密さ、言語の類似性のほか、縄文時代から7世紀にかけて朝鮮半島からの渡来人が日本原住民と混血を繰り返して、現代日本人が形成されてきたと考えられることを解説しました。
また、「両国は歴史認識において、日本人は古代史に、韓国人は近代史にコンプレックスがあることから両国の関係は複雑なものがある。しかし、これからの時代は両国の協力関係・連帯感の再発見が重要であり、そのためには両国が一緒にコンプレックスの色眼鏡を外して、理性を回復することが重要」と語りました。
最後に、金総領事は「千年以上の長い歴史の中でのお互いの関係をとらえ、相互理解を深め、新時代の真の和解と友好につなげてほしい」と強調しました。
続けて、当時の両国の緊密さ、言語の類似性のほか、縄文時代から7世紀にかけて朝鮮半島からの渡来人が日本原住民と混血を繰り返して、現代日本人が形成されてきたと考えられることを解説しました。
また、「両国は歴史認識において、日本人は古代史に、韓国人は近代史にコンプレックスがあることから両国の関係は複雑なものがある。しかし、これからの時代は両国の協力関係・連帯感の再発見が重要であり、そのためには両国が一緒にコンプレックスの色眼鏡を外して、理性を回復することが重要」と語りました。
最後に、金総領事は「千年以上の長い歴史の中でのお互いの関係をとらえ、相互理解を深め、新時代の真の和解と友好につなげてほしい」と強調しました。
金玉彩 氏 略歴
1982年陸軍少尉任官
1988年陸軍大尉退官
1993~2009年に3度、駐日大韓民国大使館に勤務
2009~13年アジア・太平洋及び中東・アフリカ 担当局長
2013年4月~2016年9月 駐日大韓民国大使館公使
2016~17年駐福岡大韓民国総領事館総領事(特任)
2018年2月に外務部退官後、韓半島統一戦略研究所(CKUS) 専門委員、延世大学校国際交流院客員教授、北東アジア地域自治体連合(NEAR)事務総長を歴任
2022年12月から現職
保国褒章 (2012年)、紅條勤政勲章 (2017)。
1982年陸軍少尉任官
1988年陸軍大尉退官
1993~2009年に3度、駐日大韓民国大使館に勤務
2009~13年アジア・太平洋及び中東・アフリカ 担当局長
2013年4月~2016年9月 駐日大韓民国大使館公使
2016~17年駐福岡大韓民国総領事館総領事(特任)
2018年2月に外務部退官後、韓半島統一戦略研究所(CKUS) 専門委員、延世大学校国際交流院客員教授、北東アジア地域自治体連合(NEAR)事務総長を歴任
2022年12月から現職
保国褒章 (2012年)、紅條勤政勲章 (2017)。