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大学院生 鈴木翔子さんが、第20回日本計量生物学会で若手優秀発表賞を受賞!

2024.02.13
  • TOPICS
  • 学生の活躍
  • 研究
  • データサイエンス学部
データサイエンス研究科データサイエンス専攻 博士前期課程2年の鈴木翔子さんが第20回日本計量生物学会にて、「若手優秀発表賞」を受賞しました。
受賞者
データサイエンス研究科データサイエンス専攻
博士前期課程2年

鈴木すずき 翔子 しょうこ さん

指導教員
データサイエンス学部
上田 雅夫教授(ビジネス・サイエンス)

受賞内容
第20回日本計量生物学会
若手優秀発表賞
今回受賞した研究内容について鈴木さんに解説していただきました。
本発表では、治療群の平均因果効果を推定対象とした際の、従来の傾向スコア*1を用いた層別推定の問題点を指摘し、それに対処する方法を提案しました。残差交絡と傾向スコアモデル誤特定の問題には傾向スコアを用いて層を構成した後層内で回帰を行う、層数の決定方法の問題には平均二乗誤差が最小となるような基準を用いて層数を選択することによって対処しました。今後、さらに研究を進め、治療法の効果の適切な評価につなげていきます。

鈴木 翔子さんのコメント
この度は,若手優秀発表賞を頂き大変光栄に思います。企画や運営をして下さった関係者の方々、審査をして下さった先生方、並びに研究に関して貴重なコメントを下さった先生方に深く感謝を申し上げます。また日頃からご指導をくださる田栗正隆先生、折原隼一郎先生ならびに主指導教員を引き受けてくださった上田雅夫先生に深く感謝いたします。

指導教員 上田 雅夫教授のコメント
横浜市大のデータサイエンス学部では、1年生時に線形代数や微分積分といったデータ分析の基礎をしっかり学習します。この基礎力が鈴木さんの受賞の原動力になったと思います。

用語説明
*1 傾向スコア:複数の交絡因子の情報を集約した要約指標

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