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【講演開催報告】「医師、医学者、あるいは科学者として キャリアを発展させるには」を開催しました。

2022.02.09
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オンラインプログラム開催支援制度採択案件

【開催報告】荻野周史先生ご講演

「医師、医学者、あるいは科学者として キャリアを発展させるには」

日時:2022年1月17日(月)21:00~22:30(日本時間)
申込者:58名(録画配信あり)   
本学では、今年度より学生の海外派遣が新型コロナウイルスの影響によりなかなか叶わない現状を受け、留学中の医師・教員のお力を借り、海外で活躍する医師・研究者によるオンラインセミナーをシリーズで企画、推進しています。

今回は本シリーズ第3弾として、アメリカにおいて分子病理疫学という学際分野を確立し、当分野を開拓者として牽引してこられた、ハーバード大学公衆衛生大学院教授の荻野周史先生にご講演いただきました。本講演は、海外で活躍する医師の実体験をきくことができる貴重な機会として注目を集め、医学科生および医師を中心に58名の方にお申込いただきました。

講演では、荻野先生が現在のキャリアを確立するまでにご経験された中から、若手研究者がどのような心構えをもっているとよいかについてお話をいただきました。自身の専門外の分野にも興味を持ち、常に知識をアップデートすること。それにより、人とは異なるステージに立つことができ、自分のキャリアをコントロールすることができるようになるというお話は、医師だけでなく、全ての人のキャリア形成において参考となり得るものでした。また、そのような姿勢でキャリアを積まれてきた荻野先生が、分子病理学と疫学を組み合わせて医療の課題の解決を目指す分子病理疫学を提唱され、現在も取り組まれているというお話は、必然のように感じられました。

講演終了後は、Q&Aセッションだけでは飽き足らず、多くの学生が残って懇談する等の大きな反響があり、事後アンケートでは、「どんな仕事をするにしても、替えの利かない人材になれるかということを意識していきたい」といった感想が寄せられました。

荻野周史先生ご略歴

沖縄米国海軍病院での研修医勤務を経て1995年渡米。 2001年よりハーバード大学医学大学院、ダナ・ファーバー癌研究所、ブリガム&ウィメンズ病院の病理学インストラクター、2004年より同助教授、2008年より同准教授、2015年より同教授及びハーバード大学公衆衛生学大学院疫学教授。2016年、ブリガム&ウィメンズ病院病理部分子病理疫学部門長就任。2017年よりマサチューセッツ工科大学とハーバード大学のブロード研究所のアソシエートメンバー。

ファシリテーター:日暮 琢磨太先生

本学肝胆膵消化器病学教室より
ハーバード大学医学部/マサチューセッツ総合病院へ留学中

医学教育推進課 医学国際化等担当

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