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JST戦略的創造研究推進事業「さきがけ」の 新規研究課題採択について

2021.10.01
  • TOPICS
  • 研究
  • 理学部

生命ナノシステム科学研究科 関本奏子 准教授と生命医科学研究科 李 勇燦 助教の研究が、JST戦略的創造研究推進事業「さきがけ」の 新規研究課題に採択されました!

科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業「さきがけ」に、この度、以下2名の研究が新規研究課題として採択されました。

「さきがけ」とは科学技術イノベーションの源泉となる成果を世界に先駆けて創出することを目的とするネットワーク型研究(個人型)です。若手研究者の登竜門として認知されており、今後活躍が期待される研究者として評価されたことになります。

生命ナノシステム科学研究科 関本奏子 准教授



研究課題   生態系内における多成分揮発性植物分子の時空間イメージング
■戦略目標:「革新的植物分子デザイン」
■研究領域:「植物分子の機能と制御」
■研究総括:  西谷 和彦(神奈川大学 理学部 教授)
□生命ナノシステム科学研究科 関本奏子 准教授 プロフィール 

横浜市立大学大学院国際総合科学研究科博士後期課程修了(2010年)、博士(理学)、2006年日本学術振興会特別研究員、2015年日本学術振興会海外特別研究員、2011年横浜市立大学助教、2019年から理学部大学院生命ナノシステム科学研究科 物質システム科学専攻准教授。

「大気の科学」に興味を持ち、質量分析(Mass Spectrometry)を用いて研究を行っています。具体的には、大気分子の微量検出や反応を解析するための気相イオン化学の研究や、質量分析に必要とされる原子や分子のイオン化の基礎研究を行い、大気環境科学への応用研究にも取り組んでいます。2019年度日本質量分析学会 奨励賞を受賞。

生命医科学研究科 李 勇燦 助教

 

研究課題   物質吸収を担う刷子縁膜の高次構造とその破綻メカニズムの解明
■戦略目標:「細胞内構成因子の動態と機能」
■研究領域:「細胞の動的高次構造体」
■研究総括:  野地  博行(東京大学 大学院工学系研究科 教授)
□李 勇燦 助教 プロフィール

東京大学大学院理学系研究科博士後期課程修了(2018年)、博士(理学)。2016年日本学術振興会特別研究員。2018年マックスプランク生物物理学研究所・博士研究員。2019年ヒューマン・フロンティア・サイエンス・プログラム長期フェロー。2021年5月から横浜市立大学生命医科学研究科助教。

構造生物学の手法を用いて、膜輸送体の作動機構に関する研究を進めています。主要な業績として、植物の光合成に必須な葉緑体型リン酸輸送体TPTの構造の解明や、抗がん剤の標的候補であるアミノ酸輸送体LAT1の構造の解明などがあります。近年は、飛躍的に発展したクライオ電子顕微鏡の技術を用いて、脂質二重膜中での膜タンパク質の構造解析に取り組んでいます。


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