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名誉教授が令和3年春の叙勲を受章

2021.04.30
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名誉教授3名が令和3年春の叙勲を受章

このたび、小島謙一名誉教授、尾崎正孝名誉教授、齊藤毅憲名誉教授が、令和3年春の叙勲において、瑞宝中綬章を受章しました。

内閣府では、春秋叙勲として、年2回(4月29日と11月3日)、各界の功労者に対して叙勲を授与しています。瑞宝中綬章は、公務等に長年にわたり従事し、成績を上げた者に贈られる勲章です。

◆小島 謙一 名誉教授(元文理学部長・理学部長・研究院長)

 小島謙一先生は、早稲田大学理工学部金属工学科をご卒業し、東北大学大学院工学研究科博士課程・金属材料工学専攻を修了し、その後、昭和47年4月に横浜市立大学文理学部助手として就任され、その後、助教授、教授となられ、定年にて退職されるまで36年間、物理学の教育・研究に努められました。また、その間、理学部長などの管理職を務められ、大学の管理・運営にも携われました。
 小島謙一先生は、主に結晶中の欠陥について研究し、半導体結晶、分子性結晶、タンパク質結晶中の転位など結晶欠陥の挙動とその結晶の力学的性質、特に強度についての関係を研究し、優れた成果を収め、材料科学の分野の発展に貢献した日本を代表する科学者です。

 このたびのご受章を心よりお喜び申し上げますとともに、小島謙一先生のご健勝と益々のご活躍を祈念いたします。
 
(理学部理学科 橘 勝)


 

◆尾崎 正孝 名誉教授(元学術情報センター長)

 尾崎先生は、昭和40年3月横浜市立大学文理学部をご卒業され、その後、東京教育大学大学院理学研究科に進学されました。昭和46年4月に横浜市立大学文理学部に着任されました。助教授、教授を歴任され、平成20年3月に定年退職されるまで横浜市立大学で教育・研究に努められました。
 尾崎先生は、それまで観測できなかったコロイド結晶における動的平衡状態を世界で初めて直接観測しただけでなく、磁性粒子の磁化反転機構を解明、さらに、これまで微弱で測定できなかった沈降電位を精度良く観測する技法を開発し、コロイド科学の分野の発展に大きな貢献をされた方です。

 このたびの受章を心よりお祝い申し上げるとともに、先生のご健勝と益々のご活躍をお祈りいたします。
(理学部理学科 本多 尚)

◆齊藤 毅憲 名誉教授(元商学部長、大学院経済学研究科、経営学研究科長を兼務)

 齊藤先生は、早稲田大学第一商学部をご卒業され、弘前大学人文学部経済学科専任講師、助教授を経て、昭和54年4月に横浜市立大学商学部に着任されました。助教授、教授を歴任され、平成20年3月に定年退職されるまで経営学の教育・研究に努められました。
    齊藤先生は、経営管理論及び大学における経営学教育を中心に研究を展開され、数多くの課題抽出及びその解決に道筋をつけられました。経営学分野において、わが国を代表する研究者のおひとりです。

 このたびのご受章を心よりお喜び申し上げますとともに、先生のご健勝と益々のご活躍を祈念いたします。
(国際商学部国際商学科 大澤 正俊)

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