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谷口英樹教授、松本直通教授が平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞

2019.04.15
  • プレスリリース
  • 研究

谷口英樹教授、松本直通教授が平成31年度科学技術分野の文部科学大臣表彰を受賞

横浜市立大学学術院医学群の谷口英樹教授(臓器再生医学教室主任教授)、松本直通教授(遺伝学教室主任教授)が、平成31 年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)を受賞しました。
表彰式は、平成31年4月17日(水)、文部科学省 3階 講堂(東京都千代田区霞が関3-2-2)において執り行われます。

受賞者

◆谷口英樹 教授(臓器再生医学教室)

受賞実績
「iPS細胞を活用したヒト臓器創出を目指す戦略的研究」

受賞コメント
今回の表彰は、我々が推進してきたヒトiPS細胞を用いた器官原基(オルガノイド)創出技術を活用した臨床開発に対して授与されたものです。今後、難治性肝疾患に対する臨床試験を実施していく予定ですが、表彰者の名に恥じぬよう、患者様からのご期待に応えるべく、一所懸命に努力する覚悟であります。我々の臨床開発はスタートラインに立った段階であり、これからがいよいよ本格実施となってまいります。当研究室の構成各員の奮励努力に感謝すると共に、横浜市立大学ならびに横浜市の継続的なご支援をよろしくお願いいたします。

iPS細胞から作成した
立体的なヒト肝臓原基
(Natureより引用)

◆松本直通 教授(遺伝学教室)

受賞実績
「多様なヒト遺伝性希少疾患の原因究明に関する研究」

受賞コメント
圧倒的高出力を有する次世代シーケンサー(NGS)を用いて、2010 年にこれまで未知だった疾患責任遺伝子が初めて同定に成功、さらにNGS の高出力を利用しヒト全遺伝子領域をシーケンスする全エクソーム解析(WES)法を確立しました。このNGS技術により遺伝子の点変異から量的異常までの包括的な解析や、解析に有用なデータ整備を実現でき、新たに34のヒト疾患責任遺伝子を解明しました。 研究に参加頂いた患者様とそのご家族、ご担当の先生方、並びに研究に貢献して頂いた多数の学生諸氏・教室員の方々のご努力の賜物であり、ここに深謝の意を表します。

世界に先駆けて同定したSENDAの原因遺伝子WDR45の変異
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