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高見澤准教授の研究が米国の化学専門誌JACSに掲載されました

2009.01.14
  • プレスリリース
  • 研究
 高見澤研究室(国際総合科学部 基盤科学コース・大学院国際総合科学研究科 理学・ナノ科学専攻)による最新の研究結果「Structural and magnetic study of O2 molecules arranged along a channel in a flexible single-crystal host family」が、米国の化学専門誌Journal of the American Chemical Society (化学領域のトップジャーナル) に掲載されました。JST-さきがけ研究(構造制御と機能領域)の成果です。
 高見澤研究室では、様々なガス状物質の状態観察・分離・貯蔵・触媒について研究を行っており、環境・エネルギー・機能性材料・生命科学の分野への応用も目指しています。(図参照)

研究概要

高見澤研究室では、単結晶でありながら柔軟性をもつ多孔性の単結晶ホストの合成に世界に先駆けて成功しています。これまでに、単結晶ホストをガス雰囲気下に置くことで色々なガス(気体)を取り込ませ、結晶中にゲスト低次元配列構造を生成させる手法を独自に開拓してきました(図(1)参照)。本手法を駆使することで、結晶内空間に自発的に生成させた低次元O2分子集合体の厳密構造観測(単結晶X線構造解析)と温度および磁場による分子配向変化に基づく異常な磁場応答性(SQUID磁気測定)の動的特性について速度論的な解釈に成功しました(図(2)参照)。
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