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岸川善光教授が日本経営診断学会で学会賞(優秀賞)を受賞しました

2008.12.25
  • プレスリリース
  • 研究
 国際総合科学研究科の岸川善光教授の著書「経営診断要論」(同文館出版)が日本経営診断学会で学会賞(優秀賞)に選ばれました。
 同文館出版の要論シリーズは全10巻を予定しており、現在5巻が刊行済みです。岸川教授は前任校でも同賞を受賞されており、前著の『経営戦略要論』は繁体字に翻訳され、中国の授業で使用されています。
 この著書の第一の特徴は体系的な経営診断総論(第1章~第3章)に基づいて、経営診断の対象領域として、経営システムの診断、経営管理システムの診断、業務システムの診断、業種別の診断、新規・拡大領域の診断、の5つの領域を厳選したことです。
 第二の特徴は、経営診断に関する「理論と実践の融合」を目指して、理論については「一定の法則性」を常に意識しつつ考察し、実践については経営診断技法や方法論に言及するなど、理論的にも実践的にも、類書と比較して明確な特徴を有しています。
 第三の特徴は、伝統的な経営診断論の論点に加えて、(1)診断の目的として、問題解決(ソリューション)およびイノベーションの重視、(2)診断のプロセスとして、支援概念の重視(3)の特性として、経営診断のプロフェッション化、(4)診断の主体・客体として、協働創出モデルの提示など、新たな論点を組み込んだことです。
 上記、本著書の特徴と岸川教授のこれまでの経緯が今回の受賞につながったと言えます。
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