2026.08.25
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- 学生の活躍
犬の心臓外科手術後の早期死亡集団の臨床経過の実態を解明
データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻の古里 司紋さんが、2026年7月5日に東京都で開催された第124回日本獣医循環器学会において、「犬の僧帽弁修復術における術後早期死亡集団の臨床経過」について発表し、優秀演題賞–研究報告の部を受賞しました。
受賞者
データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻
古里 司紋さん
指導教員
データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻
田野島 玲大准教授
受賞内容
第124回日本獣医循環器学会
優秀演題賞–研究報告の部
発表題目
犬の僧帽弁修復術における術後早期死亡集団の臨床経過
データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻
古里 司紋さん
指導教員
データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻
田野島 玲大准教授
受賞内容
第124回日本獣医循環器学会
優秀演題賞–研究報告の部
発表題目
犬の僧帽弁修復術における術後早期死亡集団の臨床経過
今回の発表内容について古里さんに解説していただきました。
僧帽弁閉鎖不全症は、小型犬で最も多く発生する心疾患です。標準的な治療は内科治療ですが、近年では心臓外科手術(僧帽弁修復術)への期待が高まっています。一方で術後早期の死亡リスクは約5%と高く、これを低減することが治療成績改善の鍵となります。そのためには、術後早期死亡症例の死因や臨床経過を系統的に把握することが不可欠ですが、これまでそのような実態調査は行われていませんでした。
本研究では1,970頭の犬のうち、術後30日以内に死亡した81頭(4.1%)を対象に死因の分類と経過を調査しました。死因は頻度順に塞栓症、手技関連、呼吸不全、術後出血・凝固異常、低血圧、不整脈でした。手技関連・低血圧は術後1日以内、不整脈は術後1〜3日、塞栓症・呼吸不全・術後出血・凝固異常は術後数日〜2週間程度に集中するなど、死因ごとに発生時期の明確な特徴が認められました。術後30日死亡率は年々改善している一方で、塞栓症や不整脈による死亡は毎年一定数発生していることから、これらの死因に重点を置いた予防・治療戦略の確立が今後の課題です。
僧帽弁閉鎖不全症は、小型犬で最も多く発生する心疾患です。標準的な治療は内科治療ですが、近年では心臓外科手術(僧帽弁修復術)への期待が高まっています。一方で術後早期の死亡リスクは約5%と高く、これを低減することが治療成績改善の鍵となります。そのためには、術後早期死亡症例の死因や臨床経過を系統的に把握することが不可欠ですが、これまでそのような実態調査は行われていませんでした。
本研究では1,970頭の犬のうち、術後30日以内に死亡した81頭(4.1%)を対象に死因の分類と経過を調査しました。死因は頻度順に塞栓症、手技関連、呼吸不全、術後出血・凝固異常、低血圧、不整脈でした。手技関連・低血圧は術後1日以内、不整脈は術後1〜3日、塞栓症・呼吸不全・術後出血・凝固異常は術後数日〜2週間程度に集中するなど、死因ごとに発生時期の明確な特徴が認められました。術後30日死亡率は年々改善している一方で、塞栓症や不整脈による死亡は毎年一定数発生していることから、これらの死因に重点を置いた予防・治療戦略の確立が今後の課題です。
指導教員 田野島 玲大 准教授のコメント
古里司紋さん、このたびの優秀演題賞受賞、誠におめでとうございます。古里さんは動物病院で獣医師として診療を続けながら本学大学院データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻で研究に取り組み、臨床現場で抱いた疑問を着実に学術成果へと結び付けてきました。今回の受賞は、その日々の努力と探究心が高く評価された結果であり、大変うれしく思います。
本研究は、犬の僧帽弁修復術後の早期死亡症例について、死因や臨床経過を体系的に明らかにした意義深い研究です。これまで十分に検討されてこなかった課題に対して重要な知見を示しており、今後の周術期管理や治療成績の向上に貢献することが期待されます。
古里さんは、日々の診療で得られる課題意識を研究へと発展させる優れた実践力を備えています。今回の成果を礎として、今後も獣医循環器学の発展と、エビデンスに基づく獣医療の実現に貢献されることを期待しています。
古里司紋さん、このたびの優秀演題賞受賞、誠におめでとうございます。古里さんは動物病院で獣医師として診療を続けながら本学大学院データサイエンス研究科ヘルスデータサイエンス専攻で研究に取り組み、臨床現場で抱いた疑問を着実に学術成果へと結び付けてきました。今回の受賞は、その日々の努力と探究心が高く評価された結果であり、大変うれしく思います。
本研究は、犬の僧帽弁修復術後の早期死亡症例について、死因や臨床経過を体系的に明らかにした意義深い研究です。これまで十分に検討されてこなかった課題に対して重要な知見を示しており、今後の周術期管理や治療成績の向上に貢献することが期待されます。
古里さんは、日々の診療で得られる課題意識を研究へと発展させる優れた実践力を備えています。今回の成果を礎として、今後も獣医循環器学の発展と、エビデンスに基づく獣医療の実現に貢献されることを期待しています。
