2026.06.22
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—細菌間のDNA伝達機構の多様性解明は、多剤耐性菌の拡散防止や将来的な抗菌薬開発につながる—
横浜市立大学大学院生命医科学研究科 構造創薬科学研究室の石本直偉士助教とImperial College LondonのGad Frankel教授、Konstantinos Beis教授らの国際共同研究グループは、接合伝達性プラスミドRP4由来の性線毛(RP4-Pilus)の立体構造解析に成功し、これまでに報告されてきた性線毛とは異なり、リン脂質を必要とせずに形成・機能することを世界で初めて明らかにしました。これまでに構造が明らかとなっている全ての性線毛(F-Pilus、T-Pilus、H-Pilusなど)において、構成タンパク質(ピリン:Pilin)にはリン脂質が結合しており、性線毛の形成にはリン脂質が必須であると考えられてきました。本研究はこの定説を覆すものであり、細菌が多様な機構によって遺伝物質を伝達することを示すとともに、多剤耐性菌の出現・拡散メカニズムの理解、新規抗菌戦略の開発につながる成果として期待されます。
本研究成果は、「Nature Communications」誌にオンライン掲載されました(2026年6月17日)。
本研究成果は、「Nature Communications」誌にオンライン掲載されました(2026年6月17日)。

