本文へ移動
学術情報センター(図書館) 資料請求はこちら資料請求はこちら資料請求はこちら

横浜市立大学 YOKOHAMA CITY UNIVERSITY

地域・学生・金融機関が共創する「GBS(弘明寺ビジネスストリート)」が始動

2026.06.18
  • TOPICS
  • 地域
  • 大学
  • 教育
  • 国際商学部

地域実践研究の一環として、GBS企画会議および2026年度第1回向上会を開催

地域・学生・金融機関が連携し、弘明寺のまちを舞台に実践的な学びを創出する取り組み「GBS(弘明寺ビジネスストリート)」が、2026年度も本格的に動き始めました。
その第一歩として、4月21日に企画会議を、続いて5月19日に2026年度第1回向上会を、横浜信用金庫弘明寺支店3階会議室にて開催しました。
GBSとは、弘明寺ビジネスストリート (Gumyouji Business Street) の略称であり、横浜信用金庫、横浜弘明寺商店街協同組合、京浜急行電鉄などの地域の主要機関と本学が共同で推進する、地域密着型のアントレプレナーシップ教育プログラムです。5月19日の向上会には、弘明寺かんのん通り商店街の商店主、横浜信用金庫、京浜急行電鉄、横浜市立大学、横浜市経済局市民経済労働部商業振興課、横浜市信用保証協会、日本政策金融公庫など、約30名が参加しました。
GBSがこのような広がりを見せるようになった背景には、横浜信用金庫と本学が2024年12月より、神奈川エリアのアントレプレナーシップ教育やスタートアップ推進の生態系づくりについて検討を開始したことにあります。両社で検討した内容は、全国信用金庫協会の機関誌「信用金庫」2025年3月号に「『よこしん』と『よこいち』の連携による横浜でのスタートアップ支援のための構想案」として掲載されました。また、2025年度の活動は神奈川新聞にも取り上げられ、地域からの期待の高まりを感じる機会となりました。
企画会議の様子
■企画会議の様子
4/21には、2026年度のGBSの活動内容を参加者が主体的に検討するため、企画会議を開催しました。
GBSは当初、地域で商売を営む商売主商店主や、それを支える金融機関職員の「経営リテラシーの向上」を目的に始まった取り組みです。横浜市立大学の学生を含む関係者が議論を重ねた結果、2026年度は、「弘明寺という『まち』の価値を向上する」という、より地域に根ざしたテーマを掲げることになりました。向上会を民主的に運営していく点もGBSの大きな特徴の一つです。
こうした議論の場には、商店街で日々活動する商店主の方々も積極的に参加しています。その一人が、弘明寺かんのん通り商店街にあるPEACH COFFEEの店主・百崎佑さんです。百f崎さんはGBSの初回から継続して参加しており、今回の企画会議でも活発に意見を寄せてくださいました。
さらに、百崎さんには本学との意外なご縁があります。社会連携センター長の三輪律江教授が開講していたエクステンション講座に、小学生の頃から参加していたとのことです。この講座でまちづくりについて学んだ経験が、現在のPEACH COFFEEでの活動につながっており、コーヒーを提供するだけではなく、「弘明寺というまちをより良くする」という視点で日々取り組んでいると話してくれました。

■GBS 2026年度 向上会について
5月19日に第1回を開催した2026年度の向上会は、今後7週間に1回の頻度で開催を続けます。第3回となる8月25日の向上会は、本学国際商学部の講義「企画立案型実習B(横浜市版)」と連動し、学生30名弱と弘明寺かんのん通り商店街を訪れ、商店街を舞台に実践的な活動を行います。これにより、地域密着型のアントレプレナーシップ教育の新たなモデルを提示することを目指しています。
最終回となる第7回(2027年3月9日)の向上会は、本学みなとみらいサテライトキャンパスで成果報告会としての開催予定です。横浜ランドマークタワー7階に商店街の方々にお招きし、年間を通じて、大学と地域を行き来しながら、互いに尊重し合う深い交流の実現を目指します。

■参加した学生の感想
古家 瀬菜ふるや せな
さん(国際商学部3年)
一番手前右 古家さん
GBSの取り組みを通して、私にとっての「弘明寺」はどこかに出かけるときの通過点ではなく、立ち寄ること自体が目的となる場所になりつつあります。弘明寺商店街にはそれぞれのこだわりや個性を持った魅力的なお店があり、あたたかい人情にあふれた方々がいます。また、その素敵な魅力をより多くの人に知ってもらおうと取り組む人たちがいます。向上会や懇親会などで地域の人々との交流を重ねながら、学生視点を活かして弘明寺のさらなる活性化に貢献していきたいです。
塚越さん
■連携機関の方のコメント
横浜信用金庫 塚越貴浩さん(事務支援部・部長)
経営者の経営リテラシー向上と企業の成長を継続的に支援して、その集合体である地域を活性化していくことは我々信用金庫の使命です。GBS向上会は、単なる交流の場に止まらず、経営者同士が対話をしながら、お互いが刺激しあい、それぞれの経営力を向上させることができる場所です。GBSに集まった経営者は、向上会の名にふさわしい向上心の高い方ばかりです。商店街、大学、行政、企業、金融機関が手を携えて、この弘明寺という「まち」の価値向上を実現していきたいと思っています。
一番手前右、小林さん
横浜弘明寺商店街協同組合 小林宗之さん(理事長)
弘明寺のまちをより良くしていくためには、商店街だけでなく、学生、大学、金融機関、行政など多様な方々と一緒に考え、行動していくことが大切だと感じています。GBSは、地域の事業者が自らの商いのあり方を見つめ直し、学生の新鮮な視点から刺激を受ける貴重な機会です。弘明寺というまちの魅力をさらに高め、次の世代にも愛される商店街づくりにつなげていきたいと思います。
佐々木さん
京浜急行電鉄 佐々木忠弘さん(エリアマネジメント担当部長)
弘明寺は、商店街・大岡川・観音さまといった個性が今も息づく、沿線でも稀有なまちです。GBSのように地域・学生・金融機関が「まちの価値」を語り合い、担い手を育てる場は、エリアマネジメントの理想そのもの。私たちが沿線で進める「newcal」も、まちの皆さんと価値を共に創る取り組みです。その理念を実践する場として、私自身も一人の担い手としてここで動き、弘明寺で生まれる挑戦を後押ししながら、このまちの魅力を一緒に磨いていきたいと思います。

伊藤准教授
 ■担当教員(伊藤智明准教授)のコメント
GBSは、地域に開かれた新しいビジネススクールのあり方を目指す活動です。従来はビジネススクールに通うことが難しかった地域の小規模事業者の方々に対して、横浜市立大学という大学の魅力、および、経営学などの学問の面白さや使い方をお届けすることができればと考えております。また、本学や神奈川エリアの大学の学生と共同で推進することで、アントレプレナーシップやスタートアップは自分たちに手が届くものと体感できる経験を提供できればと思います。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOAL

  • 04.質の高い教育をみんなに
  • 11.住み続けられるまちづくりを
  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう
PAGE
TOP