【開催報告】令和元年度 第二回海外フィールドワーク合同帰国報告会
海外フィールドワーク合同帰国報告会は、グローバルな視野を持って活躍する人材の育成を推進し、更に多くの学生が海外への視野を広げられるよう、各グループでのFW実施内容の共有と、次の段階の学習につなげる目的で開催しています。
令和元年度前期に海外フィールドワーク(以下、海外FW)を実施したグループによる合同帰国報告会は、令和元年12月2日(月)13:30~14:30、金沢八景キャンパス YCUスクエア ピオニーホールにて開催されました。当日の出席者数は参加学生と教職員をあわせ30名、今回プレゼンテーションを行ったグループは前期渡航9グループ中3グループとなり、1グループ約10分間のプレゼンテーションと5分程度の質疑応答がありました。
全てのグループのプレゼンテーション終了後、中條副学長より「海外FWは本学での海外体験の入口だと考えている。参加された皆さんは、今後の国際体験にぜひ結びつけていただき、グローバルな感覚を高めていただきたい。」というメッセージをいただきました。
令和元年度に渡航したグループは下記12グループです。
この内、今回の合同帰国報告会で発表を行ったグループは国際総合科学部 吉永・永松グループ、生命医科学研究科 竹居・鈴木グループ、医学部看護学科 佐藤・飯田グループの3グループです。
尚、当日資料として配布した全グループの報告書が教職員で必要な場合、金沢八景キャンパスグローバル推進室までご連絡ください。
令和元年度前期に海外フィールドワーク(以下、海外FW)を実施したグループによる合同帰国報告会は、令和元年12月2日(月)13:30~14:30、金沢八景キャンパス YCUスクエア ピオニーホールにて開催されました。当日の出席者数は参加学生と教職員をあわせ30名、今回プレゼンテーションを行ったグループは前期渡航9グループ中3グループとなり、1グループ約10分間のプレゼンテーションと5分程度の質疑応答がありました。
全てのグループのプレゼンテーション終了後、中條副学長より「海外FWは本学での海外体験の入口だと考えている。参加された皆さんは、今後の国際体験にぜひ結びつけていただき、グローバルな感覚を高めていただきたい。」というメッセージをいただきました。
令和元年度に渡航したグループは下記12グループです。
この内、今回の合同帰国報告会で発表を行ったグループは国際総合科学部 吉永・永松グループ、生命医科学研究科 竹居・鈴木グループ、医学部看護学科 佐藤・飯田グループの3グループです。
尚、当日資料として配布した全グループの報告書が教職員で必要な場合、金沢八景キャンパスグローバル推進室までご連絡ください。
【令和元年度 海外フィールドワーク支援プログラム渡航グループ】
学部 研究科 |
コース・学科・専攻 | 科目名 | 渡航先 | 参加 人数 |
引率教員 (敬称略) |
渡航時期 (令和元年度) |
国際 総合 科学部 |
人間科学コース 社会関係論コース |
演習Ⅰ・Ⅲ、 卒論演習Ⅰ |
韓国 (ソウル) | 26 | 高橋 寛人 滝田 祥子 |
9/15~9/20 |
地域政策コース | 海外地域政策実習 | スウェーデン(ウプサラ、 ストックホルム)、 ラトビア(リガ) |
10 | 青 正澄 | 2/9~2/23 | |
グローバル協力 コース |
海外調査実習A (アジア)a |
中国 (重慶、麗江、上海) |
13 | 小野寺 淳 | 9/13~9/20 | |
海外調査実習B (国連) |
オーストリア (ウィーン) |
23 | 瀬田 真 ギミール クレベール |
2/8~2/17 | ||
海外調査実習C (国際協力)b |
インド (デリー、ムンバイ) |
4 | 吉田 栄一 | 2/11~2/21 | ||
経営学コース | 演習Ⅰ・Ⅲ | スウェーデン (オレブロ、ストックホルム) |
16 | 吉永 崇史 永松 陽明 |
9/8~9/14 | |
特講 (企業提案型実習B)、 研究指導Ⅰ・Ⅲ |
中国(上海) | 10 | 芦澤 美智子 柴田 典子 |
8/18~8/22 | ||
会計学コース | 演習Ⅰ・Ⅲ、卒論演習Ⅰ | タイ (プーケット) |
7 | 高橋 隆幸 長畑 周史 |
8/25~9/2 | |
医学部 | 看護学科 | 看護の統合と実践Ⅲ、 国際看護学Ⅰ |
フィリピン (イロイロ、マニラ) |
21 | 飯田 真理子 佐藤 いずみ |
9/1~9/6 |
生命ナノ システム 科学研究科 |
物質 システム科学専攻 |
国際リトリート | 台湾(台北) | 21 | 野々瀬 真司 石元 孝佳 |
9/3~9/7 |
生命環境 システム科学専攻 |
国際リトリート | 台湾(台北) | 15 | 内山 英穂 川浦 香奈子 |
8/28~9/2 | |
生命 医科学 研究科 |
生命医科学専攻 | 生命医科学演習 | 中国(上海) | 8 | 竹居 光太郎 鈴木 厚 |
9/10~9/13 |
以下、発表の様子です。
国際総合科学部 吉永・永松グループ
国際総合科学部 吉永・永松グループは、スウェーデンのオレブロ、ストックホルムでFWを実施しました。オレブロ大学訪問では構内見学やディスカッション、プレゼンテーションを行いました。参加した学生からは、『他国の文化を積極的に理解しようとする姿勢が大切であるということを学んだ。信頼関係を構築するため、自国の文化にとらわれずに海外の文化を積極的に理解しようとする姿勢がさらに必要だと感じた。』との感想が聞かれました。また、スウェーデンの高い労働生産性の背景には、Fika(フィーカ)という、休憩時間にコーヒーなどの好きな飲料を飲んだりお菓子を食べたりしながら談笑しリラックスするスウェーデン特有の文化があり、学校や会社などでもFikaを取り入れることにより、適切な休憩と人間同士の関わりの機会が構築され、ストレスを感じさせない社会になっているとの声も聞かれました。Suzuki Garphyttan社訪問では、スウェーデン企業は日本企業と比較してよりフラットな組織構造を持つ傾向があるなど、組織文化について学びを深めることが出来ました。

国際総合科学部 吉永・永松グループ報告会(写真左)フィールドワーク実施の様子(写真右)


国際総合科学部 吉永・永松グループ報告会(写真左)フィールドワーク実施の様子(写真右)
生命医科学研究科 竹居・鈴木グループ
竹居・鈴木グループは、中国の上海でFWを実施しました。中国で最も長い歴史を持つ総合大学である上海交通大学を訪問し、現地教授陣による講演の聴講や学生交流会を開催しました。その後参加したキャンパスツアーでは、研究室や大学図書館、歴史博物館などを見学する機会にも恵まれ、参加した学生からは『広大なキャンパスの中で様々な人達が多くのアイデアを持ちながら自由に学び、研究のできる環境が揃っており、多くの研修プログラムの中でその一端を味わうことができた。』など、今後の研究生活の在り方が強く刺激されたとの感想が聞かれました。また、中国科学アカデミーの神経研究所を訪問した際には、副所長による講演や、研究所ツアーに参加ました。世界をリードする勢いを肌で感じることで、中国の科学技術や教育などが流動的かつ飛躍的に発展する様子やその熱量を体験することが出来、グローバルに対応できるコミュニケーション能力(英語・中国語)をより一層高めていくための良いきっかけとなりました。

生命医科学研究科 竹居・鈴木グループ報告会(写真左)フィールドワーク実施の様子(写真右)


生命医科学研究科 竹居・鈴木グループ報告会(写真左)フィールドワーク実施の様子(写真右)
医学部 飯田・佐藤グループ
医学部看護学科 佐藤・飯田グループは、フィリピンのイロイロ市、マニラ市でFWを実施しました。
WHO西太平洋地域事務局を訪問し、医療格差がある途上国の世界的政策や、西太平洋地域事務局としての自然災害対応など、地域の特性に応じた取り組みについて詳しくお話を伺うことが出来ました。
また、イロイロ市内の大学では教室見学や現地看護学生とのディスカッションを行い、大学附属病院も見学しました。訪問先の病院ではプライバシー管理や安全面など、治療をするための環境整備が十分ではない現状を知り、現地が抱えている問題点について理解を深めることが出来ました。十分に健康教育を受けられていない子供が多く、感染症予防策を身につけてもらうため、2つの自治区にて子供たちに手洗いの健康教育を実施しました。
参加した学生からは、「様々な病院や機関訪問を通じ、医療設備が十分に整備されている環境を目の当たりにした。普段当たり前に感じていることが、いかに恵まれていることであるかを実感した。」「将来外国人患者さんと関わる際、非言語コミュニケーションを用いて、まずは安心して相談出来る心地よい雰囲気作りが信頼関係構築につながることを学ぶことが出来た。」などの感想が聞かれました。

医学部 飯田・佐藤グループ報告会(写真左)フィールドワーク実施の様子(写真右)
WHO西太平洋地域事務局を訪問し、医療格差がある途上国の世界的政策や、西太平洋地域事務局としての自然災害対応など、地域の特性に応じた取り組みについて詳しくお話を伺うことが出来ました。
また、イロイロ市内の大学では教室見学や現地看護学生とのディスカッションを行い、大学附属病院も見学しました。訪問先の病院ではプライバシー管理や安全面など、治療をするための環境整備が十分ではない現状を知り、現地が抱えている問題点について理解を深めることが出来ました。十分に健康教育を受けられていない子供が多く、感染症予防策を身につけてもらうため、2つの自治区にて子供たちに手洗いの健康教育を実施しました。
参加した学生からは、「様々な病院や機関訪問を通じ、医療設備が十分に整備されている環境を目の当たりにした。普段当たり前に感じていることが、いかに恵まれていることであるかを実感した。」「将来外国人患者さんと関わる際、非言語コミュニケーションを用いて、まずは安心して相談出来る心地よい雰囲気作りが信頼関係構築につながることを学ぶことが出来た。」などの感想が聞かれました。


医学部 飯田・佐藤グループ報告会(写真左)フィールドワーク実施の様子(写真右)