YCU Research Portal

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地域の方々のポートレートを使用した 屋外型写真アート展を開催
~幸福度の向上と魅力あるまちづくりに貢献~

横浜市立大学先端医科学研究センター コミュニケーション・デザイン・センター(以下、YCU-CDC)は、大阪市西淀川区を舞台に、地域住民や地元企業、商店などで働く方、地域のエッセンシャルワーカー(医療従事者等)など、様々な市民を被写体としたポートレート(肖像写真)作品を展示する屋外型アート展示会を開催します。(愛称:「HELLO!! CROSSING from COLLECTIVE PORTRAIT」)

YCU-CDCは、東京藝術大学が中核となり39の機関が連携した「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点*1」事業に参画し、大阪市西淀川区に立地する社会医療法人愛仁会 千船病院(以下、千船病院)と共同で、幸福と健康の双方を高める因子(イネーブリング・ファクター*2)の探索・実証研究を行ってきました。

この展示会は、千船病院等が隣接する「大野川緑陰道路(以下、緑陰道路)」(約4kmにわたる歩行者・自転車専用道路)の概ね沿道となる一帯をアートのチカラで活性化や回遊性を高めることを目的として、西淀川区主催のお祭りや千船病院主催のフェスティバルに参加した地域の方々の笑顔の写真を展示します。多くの皆さんに本道路の魅力を知ってもらうとともに、地域の方々に幸福を感じながら健康になってもらいたいと考えています。

日頃から地域の医療を支えている千船病院の他に、区民の運動・余暇活動の拠点である西淀公園グラウンドを主会場とし、サテライト会場の西淀川区役所を加え、生活に溶け込むかたちで写真アート(計75枚)を展示し、幸福度の向上を図ります。

展示会の概要

1.展示場所・展示期間

• 西淀公園 グラウンドフェンス外側(大阪市西淀川区大和田1丁目1番) 
   令和6年2月16日(金曜日)から2月28日(水曜日)まで

• 千船病院 正面エントランス・駐車場側通路(大阪市西淀川区福町3丁目2番39号)
   令和6年2月16日(金曜日)から4月中旬まで

• 西淀川区役所 1階区民情報コーナー(大阪市西淀川区御幣島1丁目2番10号)
   令和6年2月16日(金曜日)から3月29日(金曜日)まで

(注)天候(西淀公園に限る)、施設管理の都合により、上記期間より早く展示の一部または全部を終了する場合があります。
 

2.主催

ウェルビーイング西淀川*3
横浜市立大学 先端医科学研究センター コミュニケーション・デザイン・センター
 
本展示会は、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「共創の場形成支援プログラム」(COI-NEXT)の支援を受けて、「共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点」の事業として実施されます。
図1 展示会場の周辺地図・写真アート
図2 展示会ポスター

用語説明

*1 共生社会をつくるアートコミュニケーション共創拠点:東京藝術大学を中心とする産学官の共創プロジェクト。超高齢社会における、望まない孤独や社会的孤立の解決策として、アート、福祉・医療、テクノロジー等の専門機関や企業、自治体を含む39機関が、社会課題解決のための知識や技術を持ち寄り、「文化的処方」を開発し、地域社会に実装することで、誰もが生涯を通じて社会参加でき、幸福で健康的な生活を送り続けることのできる社会の共創を目指している。
https://kyoso.geidai.ac.jp/ 

*2 イネーブリング・ファクター:YCU-CDCの武部貴則特別教授、西井正造助教がリーダー、サブリーダーとなったJST「ムーンショット型研究開発事業 新たな目標検討のためのビジョン策定(ミレニア・プログラム)」事業において提唱した新しい概念。健康のみならず、幸福をも実現可能にする因子の総称。
https://www.jst.go.jp/moonshot/program/millennia/pdf/report_12_takebe.pdf

*3 ウェルビーイング西淀川:参加者同士が「民民連携」・「官民連携」により、西淀川区の社会的課題を解決し、「西淀川区民の満足度向上」及び「西淀川区の魅力度向上」に貢献し、新しい西淀川区を創っていく企業・団体等の「ネットワーク」を構築するプラットフォーム。
https://www.city.osaka.lg.jp/nishiyodogawa/page/0000588889.html


 

お問合せ先

横浜市立大学 広報課
mail: koho@yokohama-cu.ac.jp 
横浜市立大学先端医科学研究センター  コミュニケーション・デザイン・センター

ヘルスケア分野のコミュニケーション課題解決を目指す、世界初の医科学研究機関におけるクリエイティブ研究拠点です。医科学研究の拠点においてクリエイティブ研究のための持続可能な開発体制を構築し、コミュニケーションの力を使って、ひとびとの健康や幸福に寄与すること、ひいては、超高齢社会に対応した新たな社会のあり方を提案することを目指しています。
  • 3 全ての人に健康と福祉を
  • 11 住み続けられるまちづくりを