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第3回経営審議会

第3回経営審議会

議事録

日時:令和6年7月18日(木) 10時00分~11時30分
開催方法:対面開催(zoom併用)
場所:金沢八景キャンパス 大会議室 
委員:近野理事長、石川副理事長、井伊理事、遠藤理事、西郷理事、橘理事、玉村理事、
原田理事(欠席)、福井理事、松井理事、宮城理事、岡監事、左部監事

1.議 事
(1)経営審議会議事録(案)
承認された。

(2)医学部医学科臨時定員増に伴う学則改正(停止条件付)について
承認された。
(主な意見)
・厚生労働省は今後の方針として、人口減等に伴い医学部定員を削減する方向性を示している。これを受けて本学はどのように対応していくか検討はされているのか。
→県内の診療の機能の在り方等を含め、病院全体の検討をしていく中で医学部がどうあるべきか、今後議論していく予定である。
・定員を増やす際の、費用負担はどうなっているのか。
→授業料と横浜市からの運営交付金で賄う形ではあるが、定員増については神奈川県内の医師不足への対応を目的としているため、県に一定の費用負担を要望しているところである。
・医師の偏在の状況はどうなのか。
→本学の医師は、医局に属しており県内の病院への派遣が行われている。また、本学は全国で育成された医師を受入れる立場であるが、神奈川県は人口が多いため、それでも医師が足りない状況が続いている。

2.報 告
(1) 令和5年度 外部研究費受入実績等について
報告があった。
(主な意見)
・研究の発展に有効だった施策を聞きたい。
→研究をサポートする人材や部署の増強、各種数字の見える化等が研究の発展に寄与したと考えている。

3.情報提供
(1)第155回 貴重書月替わり展覧会リーフレット(展示)

4.意見交換
(1)令和5年度センター病院の決算について
(2)意見交換 
(主な意見)
・診療報酬に伴う加算が十分に取れていないとのことだったが、今後改善できるものなのか。
→診療実績が医事請求にうまくつながらないことが要因として考えられるため、事務部門と連携して重点的に取り組んでいる。また、係数についてはDPCコーディングの精度をあげることが重要であるため、その点についても積極的に進めていくことで改善につながるのではないと考えている。
・応需率を上げるためには、受入れを断った理由を明確にして解消していくことが重要である。
→アプリケーションを使用し、応需に至らなかった理由や状況等を選択しその場で入力できるように取組を進めている。
・今後の人口減に伴い、地域全体の医療施設の統廃合についても視野にいれて検討する必要がある。
・診療材料費の高騰により、医療行為に対して手数料が上回ってしまうのではないか。
→医療行為が十分に保険請求に反映されていないのではないかという懸念はあり、現状の確認と分析を進めているところである。
・物価が高騰しても、医療行為に対する保険点数は高くならないため厳しい状況である。
・高齢化社会で高度医療の需要が減少してきている中で、地域医療構想におけるセンター病院の位置づけを再検討する必要があるのではないか。
→センター病院は三次救急の印象が強く、敷居が高いイメージがあったが、現在は当院に要請があったものについては、基本的に全て対応するようにし地域の信頼を得られるよう努めている。
・令和5年度の決算状況について、コロナ禍との比較ではなく、それ以前の状況分析をしたほうがよいのではないか。
・保険が適用されない自由診療を取り入れるなど、業務自体の見直しも視野に入れてみてはどうか。


 

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