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第2回教育研究審議会

第2回教育研究審議会

議事録

日時:令和7年6月3日(火)16:30~18:25
開催形式:Zoom開催
中継拠点:金沢八景キャンパス 第一会議室
委員:石川学長、橘副学長、稲葉副学長(議長)、宮城副学長、大澤国際総合科学群長、市川医学群長、大島国際教養学部長、和田国際商学部長、佐藤理学部長、金子医学部長、赤瀬医学部看護学科長、吉田共通教養長、中西都市社会文化研究科長、白石国際マネジメント研究科長、立川生命ナノシステム科学研究科長、池口生命医科学研究科長、大西データサイエンス研究科長、遠藤附属病院長、田村附属市民総合医療センター病院長、嶋田木原生物学研究所長、古久保学術情報センター長、山口先端医科学研究センター長、松井事務局長、森谷学長室長、黒部研究推進部長、梶原東京科学大学理事長学長特別補佐・生命理工学院教授、清水松本大学・松本大学松商短期大学部学長
欠席: 後藤医学研究科長、土屋データサイエンス学部長

1前回議事録について
令和7年度第1回教育研究審議会の議事録について確認された。

2審議事項
(1)令和6年度計画実績について
企画財務担当係長より説明があり、審議の結果、承認された。

(2)YCU Student Awardの制度見直し及び要綱改正について
学生担当係長より説明があり、審議の結果、承認された。学生生活保健協議会での審議後、学術院の学群調整会議で検討した方がよかったのではないか、また、後援会には既に説明済なのかと意見があった。
→学生生活保健協議会で昨年から検討を行い、委員の方から反論は出ていない。制度の変更について必要な手順は踏んでいる。また、後援会について、「事業の内容は大学に一任している」という見解であるとの補足説明があった。

(3)令和7年度伊藤雅俊奨学生及び成績優秀者特待生候補者の決定について
学生担当係長より説明があり、審議の結果、承認された。

(4)AMED「医学系研究支援プログラム」の申請について
学長室担当係長より説明があり、審議の結果、承認された。

(5)令和7年度文部科学省大学教育再生戦略推進費「半導体人材育成拠点形成事業」への参画について
学長室担当係長より事後承認依頼の説明があり、審議の結果、承認された。

3その他
私立大学の動向と高等教育について高等教育推進センター菊池学務准教授より、説明があった。

◆外部委員より以下のコメントがあった
・J-PEAKSに採択された後、他にも様々な申請をされており、積極的で良いと思う。
・少子化の中、全ての大学で変化が求められている。
・文部科学省からは学部の定員数はこのままでいいのですかと言われている。また、国際卓越研究大学に採択されると、大学院、特に博士後期課程の定員数は増やす方向になるのが現状。
・若手人材の活用、競争力をどう強化するかを考え、国公私立大学が一丸となって共に新しい解を見つけていきたい。
・知の総和の答申の狙いは規模の適正化である。次は文部科学省に新設された地域大学振興室が司令塔となって、地方自治体と私立大学の連携を進めている。
・米国でもトップ20大学は全て私学。大手私学が中高生から確保する戦略が世界的にも窺える。
・大学力は教員力であり、教員力は教育力と研究力から成り立つ。教育力は大学院生の研究力、特別研究員の数が大きな指標となる。今後、横浜市立大学の計画実績指標には日本学術振興会のPDやDC1、DC2といった数値をいれておくべきである。研究力ではWPI(世界トップレベル研究拠点プログラム)のような世界の研究拠点として最高の人材を迎え入れることがポイントとなる。クロスアポイントメントを活用して医学分野から世界的権威を教員として迎え入れるのはどうか。
・今後の機関別認証評価は学部研究科単位での評価となる。評価方法は5年以内には変わるはずである。現在は、設置基準の改正により124単位修得だけの規定であり、そのほかの卒業要件については各大学で独自に決められる。このため卒業要件に学生の学修力をどう図るのかが大学力の1つの決め手となる。既に松本大学では量的な要件だけでなく質的な要件を盛り込んで学則を変更済である。ぜひ、横浜市立大学の学則変更について次の機会にご説明いただきたい。

◆学長より以下のコメントがあった。
皆さんの議論と情報共有に感謝申し上げる。YCU Student Awardについては将来的にはもう少し増やす方向で検討しても良い。医療系研究支援プログラムへの応募を機に、共に申請する他大学との連携を更に進めていきたい。名門と言われた私立大学も含めどんどん閉鎖していることに危機感を覚えた。国際卓越研究大学でも学部定員を減らし、大学院生を増やす施策を進めていることにも驚く。本学はまだ圧倒的に学部学生が多いので、学部定員を減らして大学院生を増やしていきたい。公立大学でも附属高校の設置を検討する話も聞いており、本学でも考えるべき事案と捉えている。本学では日本学術振興会のPDはまだ少ないので、今後の計画目標に入れていきたい。また、医学部や理学部だけでなく、全学部でクロスアポイントメント制度を活用し、優秀な教員をリクルートしたい。学位プログラムについては単位案件だけで3年間で卒業可能となったと理解している。今後、学部の卒業要件の確認とともにしっかりと検討していきたい。本当に厳しい時代となるが、今後の成長のため引き続きご指導をお願いしたい。

以上

次回開催予定:令和7年7月1日(火)16:10~  Zoom開催(中継拠点:金沢八景ャンパス 第一会議室)

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