第1回教育研究審議会
議事録
日時:令和6年5月7日(火)17:00~18:25
開催形式:Zoom開催
中継拠点:金沢八景キャンパス 第一会議室
委員:石川学長、橘副学長、宮城副学長(議長)、小川副学長、大澤国際総合科学群長、鈴木国際教養学部長、和田国際商学部長、佐藤理学部長、山崎データサイエンス学部長、赤瀬医学部看護学科長、松本都市社会文化研究科長、白石国際マネジメント研究科長、立川生命ナノシステム科学研究科長、池口生命医科学研究科長、土屋データサイエンス研究科長、緒方医学研究科長、榊原附属市民総合医療センター病院長、嶋田木原生物学研究所長、古久保学術情報センター長、山口先端医科学研究センター長、松井事務局長、森谷学長室長、小林学務・教務部長、黒部研究推進部長、梶原東京工業大学生命理工学院長・教授、清水松本大学・松本大学松商短期大学部 学長
欠席: 中島医学群長 兼 医学部長、遠藤附属病院長、本多共通教養長
新任委員の紹介
会議に先立ち、新任の石川学長から挨拶があり、新任の委員の方の紹介を行った。外部有識者委員のお二方より挨拶があった。
1前回議事録について
令和5年度第10回教育研究審議会および第11回教育研究審議会の議事録について確認し、了承された。
2審議事項
(1) 公立大学法人横浜市立大学教育研究審議会規程改正について
教育推進課長より説明があり、審議の結果、承認された。
(2) 公益財団法人実中研との産学連携基本協定について
研究・産学連携推進課長より説明があり、審議の結果、承認された。
(3) 株式会社知のヒキダシとの共同研究講座設置について
研究・産学連携推進課長より説明があり、審議の結果、承認された。
(4) 株式会社浜学園との共同研究講座設置について
研究・産学連携推進課長より説明があり、審議の結果、承認された。
共同研究講座の実績について。過去に2件あったことが補足説明された。いくつかの大きい国立大学では共同研究講座を持ち、複数の企業と講座を行っている大学もあり、大学と企業が対等な形で講座を作り、実施される傾向があると補足説明された。また、他大学では特任教員や専任教員を置いていたり、共同研究費の最低金額を設定している大学もあると補足説明があった。
3報告事項
(1)2024年度入試結果について
アドミッション課長より、報告された。
全体概況の経済・経営・商学系と理学系の志願者数が微増に比べ、本学の国際商学部が139%、理学部が167%と大きく増加している背景について、明確に理由を把握できていないが、前年度の得点、合格最低点が影響したこと、その分野での興味を示した学生が多かったこと、前年度に横浜国立大学で大幅な志願者数の増加があり、その倍率を避けた受験生が本学を受験したこと等が考えられる。今後、分析し報告するとの補足説明があった。
(2)次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)事業の採択について
学術企画担当係長より、報告された。
(3)文部科学省令和5年度補正予算「オープンアクセス加速化事業」への申請について
医学系研究費管理担当係長より、報告された。
(4)令和6年度文科省事業 高度医療人材養成拠点形成事業(高度な臨床・研究能力を有する医師養成促進支援)申請について
医学国際化等担当係長より、報告された。
連携校の状況について、北里大学は連携校ではなく協力校という名称となり、連携校は補助金を活用してもらえるが、協力校には補助金を配分しないと補足説明があった
(5)令和6年度 ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業(社会的要請に対応できる看護師の養成)【テーマ1】医療的ケア児支援における指導的立場等の看護師養成申請について
医学国際化等担当係長より、報告された。
(6)令和6年度 ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業(社会的要請に対応できる看護師の養成)【テーマ2】重症患者に対応できる看護師養成申請について
医学国際化等担当係長より、報告された。
補助金終了後の事業継続について、予算の補填の記載がないが受講生が得られる想定に基づいていると補足説明があった。
(7)文部科学省「超スマート社会の実現に向けたデータサイエンティスト育成事業」について
学術企画担当係長より、報告された。
◆外部委員より以下のコメントがあった
・入試結果について、国際化、少子化を考慮し、研究力の担保として大学院生のダイバーシティが考えられることからすると、市大の留学生の人数が少なく改善の余地がある。また、男女比の資料も掲載し見える化すると、ジェンダー問題も議論することが可能である。
→留学生の獲得は重要と考えている。また、大学院入試結果については、詳細な資料の作成を検討する。
・オープンアクセス加速化事業について、OECDやG7でも言われているようにオープンサイエンスやオープンアクセスは研究を行う上で必要である。併せて、研究のインテグリティーとセキュリティーの担保も必要であることが強く言われているため、両方しっかりと検討してほしい。今後、科研費申請時に研究のインテグリティーとセキュリティーの記載が必要になってくる。
→今後、部会を設けて検討を進めたい。・大学の生命線は研究であり、教員の研究力が大学の価値を決める。教員の知名度を上げるため、ポストの関係で教授に上がれない教員への救済措置のため、筑波大学では「級の弾力化措置」制度を設け、給与は据え置きで職名だけ与えている。また、学長裁量で一代限りの教授を任命する制度を設けている。横浜市立大学でも検討してみてはどうか。
◆学長より以下のコメントがあった
皆さんの意見に感謝申し上げる。留学生数、男女比率は重要である。国際化を目指す本学として検討していきたい。「級の弾力化」は実現性の高い斬新な提案であり、今後検討していきたい。審議会を通じて、研究大学の横浜市立大学やグローバルな横浜市立大学を目指して、引き続き皆様のご指導をお願いしたい。
以上
次回開催予定:令和6年6月4日(火)16:30~ Zoom開催(中継拠点:金沢八景ャンパス 第一会議室)
開催形式:Zoom開催
中継拠点:金沢八景キャンパス 第一会議室
委員:石川学長、橘副学長、宮城副学長(議長)、小川副学長、大澤国際総合科学群長、鈴木国際教養学部長、和田国際商学部長、佐藤理学部長、山崎データサイエンス学部長、赤瀬医学部看護学科長、松本都市社会文化研究科長、白石国際マネジメント研究科長、立川生命ナノシステム科学研究科長、池口生命医科学研究科長、土屋データサイエンス研究科長、緒方医学研究科長、榊原附属市民総合医療センター病院長、嶋田木原生物学研究所長、古久保学術情報センター長、山口先端医科学研究センター長、松井事務局長、森谷学長室長、小林学務・教務部長、黒部研究推進部長、梶原東京工業大学生命理工学院長・教授、清水松本大学・松本大学松商短期大学部 学長
欠席: 中島医学群長 兼 医学部長、遠藤附属病院長、本多共通教養長
新任委員の紹介
会議に先立ち、新任の石川学長から挨拶があり、新任の委員の方の紹介を行った。外部有識者委員のお二方より挨拶があった。
1前回議事録について
令和5年度第10回教育研究審議会および第11回教育研究審議会の議事録について確認し、了承された。
2審議事項
(1) 公立大学法人横浜市立大学教育研究審議会規程改正について
教育推進課長より説明があり、審議の結果、承認された。
(2) 公益財団法人実中研との産学連携基本協定について
研究・産学連携推進課長より説明があり、審議の結果、承認された。
(3) 株式会社知のヒキダシとの共同研究講座設置について
研究・産学連携推進課長より説明があり、審議の結果、承認された。
(4) 株式会社浜学園との共同研究講座設置について
研究・産学連携推進課長より説明があり、審議の結果、承認された。
共同研究講座の実績について。過去に2件あったことが補足説明された。いくつかの大きい国立大学では共同研究講座を持ち、複数の企業と講座を行っている大学もあり、大学と企業が対等な形で講座を作り、実施される傾向があると補足説明された。また、他大学では特任教員や専任教員を置いていたり、共同研究費の最低金額を設定している大学もあると補足説明があった。
3報告事項
(1)2024年度入試結果について
アドミッション課長より、報告された。
全体概況の経済・経営・商学系と理学系の志願者数が微増に比べ、本学の国際商学部が139%、理学部が167%と大きく増加している背景について、明確に理由を把握できていないが、前年度の得点、合格最低点が影響したこと、その分野での興味を示した学生が多かったこと、前年度に横浜国立大学で大幅な志願者数の増加があり、その倍率を避けた受験生が本学を受験したこと等が考えられる。今後、分析し報告するとの補足説明があった。
(2)次世代研究者挑戦的研究プログラム(SPRING)事業の採択について
学術企画担当係長より、報告された。
(3)文部科学省令和5年度補正予算「オープンアクセス加速化事業」への申請について
医学系研究費管理担当係長より、報告された。
(4)令和6年度文科省事業 高度医療人材養成拠点形成事業(高度な臨床・研究能力を有する医師養成促進支援)申請について
医学国際化等担当係長より、報告された。
連携校の状況について、北里大学は連携校ではなく協力校という名称となり、連携校は補助金を活用してもらえるが、協力校には補助金を配分しないと補足説明があった
(5)令和6年度 ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業(社会的要請に対応できる看護師の養成)【テーマ1】医療的ケア児支援における指導的立場等の看護師養成申請について
医学国際化等担当係長より、報告された。
(6)令和6年度 ポストコロナ時代の医療人材養成拠点形成事業(社会的要請に対応できる看護師の養成)【テーマ2】重症患者に対応できる看護師養成申請について
医学国際化等担当係長より、報告された。
補助金終了後の事業継続について、予算の補填の記載がないが受講生が得られる想定に基づいていると補足説明があった。
(7)文部科学省「超スマート社会の実現に向けたデータサイエンティスト育成事業」について
学術企画担当係長より、報告された。
◆外部委員より以下のコメントがあった
・入試結果について、国際化、少子化を考慮し、研究力の担保として大学院生のダイバーシティが考えられることからすると、市大の留学生の人数が少なく改善の余地がある。また、男女比の資料も掲載し見える化すると、ジェンダー問題も議論することが可能である。
→留学生の獲得は重要と考えている。また、大学院入試結果については、詳細な資料の作成を検討する。
・オープンアクセス加速化事業について、OECDやG7でも言われているようにオープンサイエンスやオープンアクセスは研究を行う上で必要である。併せて、研究のインテグリティーとセキュリティーの担保も必要であることが強く言われているため、両方しっかりと検討してほしい。今後、科研費申請時に研究のインテグリティーとセキュリティーの記載が必要になってくる。
→今後、部会を設けて検討を進めたい。・大学の生命線は研究であり、教員の研究力が大学の価値を決める。教員の知名度を上げるため、ポストの関係で教授に上がれない教員への救済措置のため、筑波大学では「級の弾力化措置」制度を設け、給与は据え置きで職名だけ与えている。また、学長裁量で一代限りの教授を任命する制度を設けている。横浜市立大学でも検討してみてはどうか。
◆学長より以下のコメントがあった
皆さんの意見に感謝申し上げる。留学生数、男女比率は重要である。国際化を目指す本学として検討していきたい。「級の弾力化」は実現性の高い斬新な提案であり、今後検討していきたい。審議会を通じて、研究大学の横浜市立大学やグローバルな横浜市立大学を目指して、引き続き皆様のご指導をお願いしたい。
以上
次回開催予定:令和6年6月4日(火)16:30~ Zoom開催(中継拠点:金沢八景ャンパス 第一会議室)