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第3回教育研究審議会

第3回教育研究審議会

議事録

日時:令和5年7月4日(火)16:30~17:45
開催形式:Zoom開催
中継拠点:金沢八景キャンパス 第一会議室
委員:相原学長、中條副学長、遠藤副学長(議長)、橘国際総合科学群長、中島医学群長 兼 先端医科学研究センター長、鈴木国際教養学部長、大澤国際商学部長、横山理学部長、山崎データサイエンス学部長、赤瀬医学部看護学科長、本多共通教養長、松本都市社会文化研究科長、白石国際マネジメント研究科長、佐藤生命ナノシステム科学研究科長、土屋データサイエンス研究科長、小川医学研究科長、後藤附属病院長、榊原附属市民総合医療センター病院長、吉泉事務局長、小林学務・教務部長、渡邉研究推進部長、梶原東京工業大学生命理工学院長・教授、清水聖徳大学学長特別補佐・教授
欠席:寺内医学部長、朴生命医科学研究科長、石川学術情報センター長 兼 研究・産学連携推進センター長、木下木原生物学研究所長

1前回議事録について
令和5年度第2回教育研究審議会の議事録について確認し、了承された。

2審議事項
(1)学長選考会議の委員選出について
人事担当係長より、定款に基づき教育研究審議会から委員を選出することの説明があり、委員の選出について審議の結果、承認された。委員として、中條副学長、遠藤副学長、梶原東京工業大学生命理工学院長・教授の3人が選出された。また、学長選考会議委員が学長候補者となった場合の補欠委員として、第一補欠委員に橘国際総合科学群長、後藤附属病院長、清水聖徳大学学長特別補佐・教授、第二補欠委員に渡邉研究推進部長、寺内医学部長が選出された。なお、万一、委員および補欠委員全員が学長候補者となった場合には、再度本審議会にて委員を選出することが確認された。

(2)医学部医学科臨時定員増及び学則改正について
学務・教務担当係長より説明があり、審議の結果、承認された。市大が県内医療機関への医師供給に多大な貢献をしているにもかかわらず、定員増に対する大学への財源措置について神奈川県が全く考慮していない点については、今後の大学経営上、看過できないため、横浜市と連携しながら要望をし、それが措置されることを前提として定員増すべきとの意見があった。

(3)令和5(2023)年度「研究環境向上のための若手研究者雇用支援事業」(日本学術振興会)への登録申請について
研究費管理担当係長より説明があり、審議の結果、承認された。特別研究員の無期雇用転換については、今回の条件とされていないとの補足説明があった。

(4)株式会社村田製作所との産学連携基本協定について
知財・契約担当係長より説明があり、審議の結果、承認された。

(5)株式会社ブロードリーフとの産学連携基本協定終了について
知財・契約担当係長より説明があり、審議の結果、承認された。終了に至った経緯について、先方企業と連携がうまく取れず、実績を作ることができなかったためとの補足説明があった。「現在締結している包括的な基本協定一覧表」について、近年の連携実績等を整理・更新し、学内に共有してもらってはどうかとの意見があった。

(6)海外機関との交流協定の締結について
国際交流担当係長より、米国管理会計士協会との交流協定締結についての説明があり、審議の結果、承認された。CMA受験の機会提供のみならず、受験前の教材も提供される等のメリットについて、補足説明があった。大学院の教育を中心に連携した科目開講の準備を進めており、国際商学部および国際マネジメント研究科学生の将来像を描くことに繋がればよいとの説明があった。

3報告事項なし

4その他
(1)本学における高大研究接続の事例について
学術企画担当係長より、本学の高大連携事業の事例について報告された。地域貢献、社会貢献を活発に実施している教職員を評価し、何らかのインセンティブも必要ではないかとの意見があった。専門職養成に必要とされる合計1万時間の学修時間確保を目安にして連携事業の制度設計をするとよいのではないかとの意見があった。中高一貫校である横浜サイエンスフロンティア高校と中高大連携を試験的に実施してもよいのではないかとの意見があった。

(2)学修における「Chat GPT」等の生成系 AI の利用指針及び留意事項について
学術企画担当係長より、6/27に学長名にて学生および教員に通知を発出したことについて報告された。

◆外部委員より以下のコメントがあった。
・米国管理会計士協会との交流協定締結は、世界を見据えた取組であり高く評価する。
・高大連携事業については、多様性や流動性を考慮し進めていくことが必要である。
・ポスドクは研究が中心だが、将来の大学人や研究者の育成という点で考えていくことが必要ではないか。大学設置基準が改定され、FD・SDなどを受講すれば授業も担当することができるようになったため、指導教授の下で、講義実施やシラバス作成など将来の大学人としての育成も検討してみてはどうか。

◆学長より以下のコメントがあった
・本日も貴重なご意見、ご審議に感謝申し上げる。学生たちは、今後、生成AIがますます進化・主流となった社会へと巣立っていくため、在学中に、生成AIを適切に利活用できる能力を身に付けていく必要がある。教育や研究に役立つ使用方法も提案されてきており、教員の皆様には、指導のエフォートは大変だとは思うが、是非工夫しながら取り組んでほしいと思っている。よろしくお願いしたい。

以上
次回開催予定:令和5年8月1日(火)16:10~ Zoom開催(中継拠点:金沢八景キャンパス 第一会議室)

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