【開催報告】トバイアス・ムリンビカ駐日ザンビア大使講演会
横浜市立大学では、グローバルな視野を持って活躍する人材の育成を目的に、毎年各国の駐日大使など国際的に活躍する方々をお招きし、諸外国の動向や日本との関わりなどをグローバルな観点から語っていただく講演会を英語または大使の母国語で開催しています。
令和6(2024)年度は、11月19日(火)にトバイアス・ムリンビカ駐日ザンビア大使をお招きし、「ザンビア共和国と日本国の二国間関係」をテーマにご講演いただきました。モデレーターは、本学国際教養学部の吉田栄一教授が務め、約75名の参加者が集いました。
令和6(2024)年度は、11月19日(火)にトバイアス・ムリンビカ駐日ザンビア大使をお招きし、「ザンビア共和国と日本国の二国間関係」をテーマにご講演いただきました。モデレーターは、本学国際教養学部の吉田栄一教授が務め、約75名の参加者が集いました。

今回の講演は、横浜市が令和7(2025)年8月の第9回アフリカ開発会議(TICAD9)に向けた取組を進めていること、令和6年は日・ザンビア外交関係樹立60周年となる節目の年であることから、企画しました。
講演会当日は、大使は参加学生にクイズを出しながら、ザンビア共和国の人口や気候、伝統文化等、また歴史について語られました。特に1964年東京オリンピックの大会期間中は英国領北ローデシア代表として参加されたが、閉幕日(10月24日)が国家独立日となったため国名が変更されザンビア代表となったといったエピソードを交え、ザンビアと日本の関係について触れられながら、ザンビアについてご紹介されました。
講演会当日は、大使は参加学生にクイズを出しながら、ザンビア共和国の人口や気候、伝統文化等、また歴史について語られました。特に1964年東京オリンピックの大会期間中は英国領北ローデシア代表として参加されたが、閉幕日(10月24日)が国家独立日となったため国名が変更されザンビア代表となったといったエピソードを交え、ザンビアと日本の関係について触れられながら、ザンビアについてご紹介されました。
ほかに、アフリカ南部に位置するザンビア共和国は内陸国であり、タンザニア・マラウイ・ジンバブエ・ボツワナ等8か国と隣接しており、物流的に好適な投資のハブであること、また、ザンビアは平均年齢が低い国であり、特に鉱業、農事産業・農産物加工、エネルギー、インフラ、製造業、観光業、科学技術という産業では、日本の若者も含め、若者からの投資が大きな役割を果たしうること、さらに若い世代への期待など、力強いメッセージが寄せられました。
質疑応答の場面では、参加した学生から「ザンビアは部族が多く、隣国等の難民も受け入れているが、問題や対立が起きないのか」の質問がありました。これに対し、大使は、難民受け入れ施設のある特別地域の整備のほか、インフラ・衛生など、国連による国際的難民保護に関するガイドラインを守っていること、また法の支配や国に居住する73部族の多様性を認めるなど良い政策を進めながら政府が真剣に様々な面で取り組んでいることを理由に上げました。また、ザンビア人の優しさ、常に人を手伝いたい気持ちこそが、対立の起こりにくい難民受け入れのカギだと述べられました。
質疑応答の場面では、参加した学生から「ザンビアは部族が多く、隣国等の難民も受け入れているが、問題や対立が起きないのか」の質問がありました。これに対し、大使は、難民受け入れ施設のある特別地域の整備のほか、インフラ・衛生など、国連による国際的難民保護に関するガイドラインを守っていること、また法の支配や国に居住する73部族の多様性を認めるなど良い政策を進めながら政府が真剣に様々な面で取り組んでいることを理由に上げました。また、ザンビア人の優しさ、常に人を手伝いたい気持ちこそが、対立の起こりにくい難民受け入れのカギだと述べられました。

最後に大使は、今後ザンビアと日本の間、また二国の大学間に更なる交流を期待されていると述べ、本講演を結ばれました。
【トバイアス・ムリンビカ駐日ザンビア大使講演会】
日 時:2024年11月19日(火)16:10~17:40
会 場:金沢八景キャンパス 文科系研究棟1階 ビデオホール
テーマ:「ザンビア共和国と日本国の二国間関係」
講演者:トバイアス・ムリンビカ 特命全権大使(駐日ザンビア共和国大使)
モデレーター:吉田(よしだ) 栄一(えいいち) 教授(国際教養学部)
【トバイアス・ムリンビカ駐日ザンビア大使講演会】
日 時:2024年11月19日(火)16:10~17:40
会 場:金沢八景キャンパス 文科系研究棟1階 ビデオホール
テーマ:「ザンビア共和国と日本国の二国間関係」
講演者:トバイアス・ムリンビカ 特命全権大使(駐日ザンビア共和国大使)
モデレーター:吉田(よしだ) 栄一(えいいち) 教授(国際教養学部)