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平成26年度学術院全体会開催報告

平成26年度学術院全体会開催報告

開催日

平成26年4月3日(木)9:30~10:00


出席者数

124名

 国際総合科学群   114名
 ※内訳
  人文社会科学系列  59名
  自然科学系列    55名

 医学群       10名


内容

  1. 学長挨拶
  2. 教員管理職紹介
  3. 副学長(学術院担当)挨拶
  4. 学群長挨拶

 平成23年4月から運用を開始した学術院が、四年目を迎えました。学術院は、第一期中期計画期間における研究院を再編し、役割、性格、及び機能等を大きく見直して、公立大学法人横浜市立大学の全ての専任教員が所属し、全学的な視点から課題解決に向け、有機的な連携の下、領域横断的に取り組むことが可能な組織として設置されました。26年度も、学術院の設置理念や目的等への理解を深め、その円滑な運用に向けてご協力いただきたく、学術院全体会を開催いたしました。
窪田学長

学長挨拶

 冒頭、窪田学長からの挨拶では、キャリア形成支援委員会におけるキャリア支援センターの設置や情報教育推進ユニットにおける「情報コミュニケーション入門」の改善など、25年度の学術院における取組を評価されました。また、「学術院は本学の全ての専任教員が所属する組織であると同時に、有機的に連携しながら領域横断的な課題解決に取り組むために設置されたものです。連携を強めることによって、国際化や教育・研究の質的向上といった本学の抱える課題解決につながり、そのことそのものが本学の大きな“特徴”になっていき、その特徴がさらに新しいものを生んでいくというような、ポジティブな連鎖が起こること。そのためには、今後教員の皆様から多くのアイデアが生まれて議論が起こり、実際に教育や研究の取組みとして実を結んでいくことを期待しています。
 教員は“学部・研究科の教員”であるという以前に、“横浜市立大学の教員”であることを意識していただき、全体で物事を考えていただきたい。そして、教育・研究・診療等を通じ、横浜市立大学、ひいては横浜市民に貢献していただくことを期待しています。」と力強く呼びかけられました。


 続いて、副学長をはじめ、学群長、学部長、学科長、研究科長、研究所長及び学内共同組織のセンター長等の教員管理職が紹介されました。


 次に、岡田副学長(学術院担当)、篠崎国際総合科学群長、梅村医学群長から26年度の取組、抱負についてお話がありました。以下に挨拶の内容をまとめます。 
岡田副学長(学術院担当)

副学長(学術院担当)挨拶

「学術院の機能は、基本的には教員の所属組織ということでありますが、その趣旨については概ね先ほど学長からお話しがあったとおりです。
 そういう意味では、私としてはユニットの活性化というか、少なくとも教員間の相互理解であるとか、大学の中で皆がどんな研究をしているのかというようなことがお互いに分かるように、情報発信をきちんとしていきたいと思っています。
 窪田学長のメッセージは非常に明確で、「質の向上」と「特徴出し」というようなことをおっしゃっていますので、その方向できちんと市大らしさを出していければと思っています。その中で、是非、教育・研究・診療・地域貢献等いろいろな分野で成果を出して、市大のプレゼンス(存在感)を高めていけるように努力したいと思っています。皆様もご協力をよろしくお願い致します。」 
篠崎国際総合科学群長

国際総合科学群長挨拶

「国際総合科学群では、ここ数年でRA制度やサバティカル制度等、研究の質やアクティビティなどを高めて、グローバル化に対応できるような取組みをしてきました。サバティカルは2年前から試行していて、2名の方が学外で、今年はさらに2名の方が国外で研究することになっていて、グローバル化に向けて良い方向に進んでいると思っています。
 もうひとつ、「領域横断的な課題解決」に向けて、小さな取組みではありますが研究交流セミナーというものを行っています。他の先生が何をやっているかということを知らないことも多いので、自己紹介のみならず、自分の研究と共同研究への呼びかけの場としていきたいと思っています。是非とも共同研究に結びつけられるように積極的に参加していただいて、いろいろな意味でアクティビティを高めて、領域横断的な活動ができるようによろしくお願い致します。」 
梅村医学群長

医学群長挨拶

「学術院においては、この数年間で医理連携が実行されて、かなり実質化されたのではないかと思っています。しかし、医経連携等においてはまだまだ重要な課題もあります。私は医学部長、病院長、そして医学群長と、それぞれ2年経験し、概ね全体を把握していますので、この経験を生かして市大の発展に寄与すべくがんばっていきたいと思っています。経験して感じたことは、現場の教員と事務職員の意思疎通がまだまだ不十分であること。もうひとつは固有職員の意欲や能力を伸ばせるようなシステムをつくっていくことが必要だと感じています。その他にも、他大学との競争に打ち勝てるようなものに重点投資していくことも重要だと思っています。いろいろな問題がありますが、今後もご協力をよろしくお願い致します。」
 平成26年度は、このような抱負のもと、学術院は活動してまいります。学術院の構成員である専任教員の皆さまのご理解、ご協力をいただけますよう、よろしくお願いいたします。

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