目指すキャリア形成・人物像
- 入院患者の治療を栄養管理の側面からサポートすることができる。
- 個々の人間性を尊重した適切な栄養指導ができる。
- 多職種と連携する中で高いコミュニケーション能力を発揮できる。
- 自分の専門性を高める努力を惜しまない。
- 病院機能、経営を含めたコスト意識をもつ。
- 病院給食の意図を理解し、説明することができる。
キャリアプラン
1年目
目標 |
基本的な部門業務の習得 |
主な業務内容 |
各種問い合わせ対応、早番、遅番、給食管理、衛生管理、栄養管理計画書作成業務等。食物アレルギー聞き取り。病棟担当(カンファレンス参加)、チーム医療(NST、摂食嚥下支援、褥瘡、心臓リハビリテーション等カンファレンス参加)。栄養指導:1年間でほぼ習得(集団栄養指導・個別栄養指導) |
2年目
目標 |
1年目の経験をもとに業務に従事 |
主な業務内容 |
1年目に習得した業務をさらに深める。栄養指導は全て対応する。病棟担当業務、入院外来の栄養管理に従事する。 |
3年目
目標 |
より複雑な対応でも自分で考え対応する。 |
主な業務内容 |
基本的なスキル、知識の習得後、先輩の助言を受けながらも主担当としても各種業務に従事し、経験を積む。 |
4年目
目標 |
自立、自分の考えをもとに業務を計画実施する。 |
主な業務内容 |
医療チームへの参画:摂食嚥下支援チーム(3年目以上は専任の可能性)や他医療チームに参画する。 |
5年目以降
目標 |
専門性を高め、部門や多職種チームの中で中心的役割を担う。 |
主な業務内容 |
NSTへの参画:NST研修終了後(5年目以上は専任の可能性、NST経験者はICU専任の可能性)はより専門性の高い業務担当を担当する。
勉強会講師等経験し、スキルを発揮する。
後輩、実習生の教育担当となる。
※業務習得状況により、チーム医療は前倒しで参加。
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新人育成計画
特に新人(新卒)の場合、1年目の大まかなスケジュールを決めています。
1年目 |
新人育成計画(前半) |
4月 |
栄養部業務の概略把握、厨房内研修、電話対応・接遇10月及び早番・遅番対応習得 |
5月 |
食事オーダ・食品発注検品の流れ理解、土日祝日業務習得、栄養管理計画書作成研修、糖尿病栄養指導見学 |
6月 |
病棟訪問、食物アレルギー対応、献立作成の習得、集団指導・個別栄養指導研修、カルテ・内服薬、検査データの見方 |
7月 |
栄養指導実践、栄養量確認、指導記録の書き方習得 |
8月 |
高血圧、脂質異常、胃切除等腎疾患以外の栄養指導見学・習得 |
9月 |
栄養指導実践 |
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新人育成計画(後半) |
10月 |
腎疾患の栄養指導の見学・習得、治療用特殊食品の把握 |
11月 |
栄養指導の実践、集団指導を含めた全ての栄養指導の対応習得 |
12月 |
年末年始の栄養部業務の習得、献立把握、発注食品の把食事オーダ、食数管理経験 |
1月 |
年末年始の栄養部業務の習得、献立修正取得 |
2月 |
献立修正取得、栄養指導統計習得 |
3月 |
医療チームの見学 |
研修・講習会・資格・学会など
- 日本栄養改善学会
- 日本病態栄養学会
- 日本臨床栄養代謝学会
- 日本摂食嚥下リハビリテーション学会他
- 保健所研修会
- 院内研修会
- 食品関連メーカー主催勉強会
- NST教育セミナー受講
- NST研修(教育認施設にて40時間)栄養部内部勉強会
取得可能な資格・取得支援資格
- 糖尿病療養指導士資格取得
- 病態専門管理栄養士
- 各種疾患別病態専門管理栄養士(病態専門管理栄養士取得後)
- NST専門療法士資格取得(教育認定施設で40時間の研修修了後)
- 糖尿病性腎症透析予防外来担当(管理栄養士経験5年以上)等