横浜市立大学附属病院は、高度な先端医療を行う特定機能病院であると同時に、地域医療の最後の砦でもあります。
地域の中核病院として高度急性期医療の強化に努め、先進的な医療を積極的に導入しています。 患者さんの体への負担を減らし、よりよい医療を提供すべく努めてまいります。
当病院は、横浜市内唯一の特定機能病院として、高度の医療技術の開発及び高度の医療を行う医療人の育成を行うことも使命としています。
そのため、患者さんのご協力の下、多くの臨床研究を行い、新規医療技術の発展にも努めています。日々進歩するロボット手術や内視鏡手術に加え、がんゲノム診断による治療の可能性の拡大や遺伝子診療科による先天性疾患の診断、IRUD(未診断疾患イニシアチブ事業)によるこれまで診断のついていない重症・難治性疾患の診断など、様々な新しい医療を推進しています。
横浜市立大学附属病院では2014年からロボット支援下手術(ダ・ヴィンチ手術)を導入し、既に2000件以上の治療を行っています。熟練した医師たちによるダ・ヴィンチ手術を、さまざまな疾患に対して行っております。
凍結療法とは画像を見ながら体表から先端が-100度になる専用の針を刺すことで腎がんを凍結させ死滅させる治療法です。手術と違って全身麻酔をせずに局所麻酔で行えるのが特徴で、比較的小さな腎がんがよい適応と言われています。
日本で初めて承認された整形外科におけるロボティックアーム手術支援システムです。当院では2020年10月より全国の国公立大学病院で初めて人工膝関節置換および人工股関節置換の手術をこのMakoシステムにて行っています。
先進医療とは、未だ保険診療として認められていない医療技術のうち、国(厚生労働省)が安全性、有効性等を認めたものについて、一定の実施施設の基準や実施方法を定めたうえで、保険診療と保険外診療を混合する形で患者さんに利用していただくことのできる医療制度です。
当病院は、病院理念にありますように「市民が心から頼れる病院」として「高度でかつ安全な医療」を皆様に提供させていただくとともに「質の高い医療人を養成」することを使命としています。