横浜市立大学附属病院は、「市民が心から頼れる病院」であるために、「高度でかつ安全な医療」を皆様に提供させていただくことを使命としています。病気が見つかったときに「横浜市立大学附属病院で治療を受けたい」と患者さんに選んでいただける、あるいは、地域の医療機関の医師に「横浜市立大学附属病院に紹介しよう」と思っていただける——そんな病院にするために、医療技術の向上や最新鋭の医療機器・設備の導入はもちろんのこと、徹底した医療安全管理を行っています。
ダ・ヴィンチはアメリカで開発された手術支援ロボットで、当院は「ダ・ヴィンチXi」「ダ・ヴィンチX」の2台を導入しています。
当院では2014年からロボット支援下手術(ダ・ヴィンチ手術)を導入し、既に2000件以上の治療を行っています。ダ・ヴィンチ手術は、従来の腹腔鏡手術をさらに進化させ、患者さんの負担(侵襲)が少なくなるよう開発された、最新の低侵襲手術です。横浜市立大学附属病院では、熟練した医師たちによるダ・ヴィンチ手術を、さまざまな疾患に対して行っております。
当院でのロボット支援下手術は20XX年の前立腺がんに始まり、20XX年には腎がんにも領域を拡げて取り組んで参りました。
2018年4月にはロボット支援下手術の保険適用が腎・泌尿器領域外にも大きく拡がったことで、現在では呼吸器外科、消化器外科、心臓外科領域にもダヴィンチ手術を導入し、累計の手術実績も2,500件を超えています。
横浜市立大学では、複数の病院の集中治療室の医療情報をネットワーク通信でつなぎ、中心となる病院に設置する「支援センター」から集中治療専門の医師等が患者さんをモニタリングし、遠隔で現場の医師等に助言する遠隔ICU事業に取り組んでいます。
当院では泌尿器科と放射線科が連携して2018年に治療を開始しており、現在神奈川県で唯一凍結療法が行える施設として数多くの施設から紹介された患者さんの治療を行っています。
当院では2020年10月より全国の国公立大学病院で初めて人工膝関節置換および人工股関節置換の手術をMakoシステムにて行っています。(※Makoシステムとは、日本で初めて承認された整形外科におけるロボティックアーム手術支援システムです。)