Tel.045-787-2800(代表) お問い合わせ

当院の取組み

神奈川県エイズ治療中核拠点病院

 横浜市立大学附属病院は、2007年5月に、神奈川県エイズ治療中核拠点病院へ選定され、神奈川県においてHIV診療の中心を担うべく、医師、看護師、薬剤師、ソーシャルワーカー、カウンセラー等で構成された『HIV診療チーム』を結成し、HIV感染者が抱える問題に多角的に取り組み、診療にあたっています。
※HIVとは、Human Immunodeficiency Virus(ヒト免疫不全ウイルス)のこと。

1 高度なHIV診療の実施

  •  HIV診療に十分な経験を有する医師を確保するとともに、外来における総合的なHIV診療が可能となる体制や、関係職種からなるチーム医療体制の整備が図られること。
  • HIV感染者に対する入院医療が可能となる体制を整備すること。
  • 全科による診療体制を確保すること。
  • カウンセリングを提供できる体制を整備すること。

2 必要な施設・設備の整備

  • 患者のプライバシーを守ることが可能な外来診療室を設置すること。
  •  病状に応じて、個室への収容が可能であること。
  • 院内感染防止に関する必要な備品を整備すること。
  • その他HIV診療に必要な機器を整備すること。

3 拠点病院に対する研修事業及び医療情報の提供

都道府県内の拠点病院の医療従事者に対する各種研修を実施し、エイズ診療にあたる人材の育成を図ること。また、各都道府県内の拠点病院やHIV診療・ケアに関する情報を拠点病院の医療従事者に対して提供すること。

4 拠点病院等との連携の実施

中核拠点病院は、拠点病院等の連携を進めるために、連絡協議会を設置し、必要な連携調整を図ること。なお、連絡協議会の構成については、一般医療機関や歯科医療機関との連携が図られるよう委員の選出に配慮すること。

5 研修会・会議等の年間スケジュール(開催月は年度によって変わることもあります)

  • 5月:神奈川県医療従事者エイズ・HIV診療研修会
  • 9月:首都圏ブロックエイズ治療中核拠点病院多職種・行政連携会議 <br>神奈川県HIVフォーラム
  • 10月:エイズ症例研究会
  • 11月:HIV感染者・エイズ患者の在宅医療・介護の環境整備事業 実地研修
  • 12月:歯科医療従事者のための感染対策講習会
  • 3月:神奈川県エイズ治療拠点病院等連絡協議会

付記