当院は理念として、「市民が心から頼れる病院」を掲げています。その実現のためには、患者さんと医療スタッフとの間に、良い「パートナーシップ」を築くことが重要と考えます。健康の回復を目指す医療のプロセスには、患者さんと医療スタッフが共通の目的をもって相互に協力する関係のあることが効果的だからです。また、当院は、「質の高い医療スタッフを育成する」ことも大きな使命とする大学病院です。このためにも患者さんの協力が不可欠です。
このような考えから、当院では以下のような「患者さんの権利」と「患者さんの役割」を明示し、より良きパートナーシップを築いていきたいと考えています。
こどもたちは、ひとりの人間として尊重されます。
こどもたちは、最善最適と考えられる医療を受けることができます。
こどもたちは、年齢や理解度に応じた方法で病気や治療の説明を受けることができ、不必要な検査や処置から守られます。
こどもたちは、病気や治療についての自分の考えを病院スタッフや家族に伝えることができます。
こどもたちは、不安なことや分からないことについて、病院スタッフや家族に聞いたり、話したりできます。
こどもたちは、身体的、情緒的、社会的苦痛が軽減されるようなケアが提供されます。
こどもたちは、年齢や症状に合った遊びや教育を受けることができます。
こどもたちのプライバシーは守られます。
こどもたちは、研究への協力を頼まれたときは十分な説明を受けて協力するかどうか自分で決めることができます。