当院産婦人科では、主に婦人科腫瘍専門医と内視鏡技術認定医によるチームで、2018年12月から早期子宮体がんに対するロボット支援下手術を行っています。ロボット支援下手術を導入した当初は先進医療推進事業として手術を行っていましたが、患者さんにとって安全で効果的な手術となるよう経験を積み重ね、施設認定とともに2020年10月より保険診療として患者さんに提供することが可能となりました。子宮体がん根治術は数年前まで開腹手術が主流でしたが、鏡視下手術が急速に普及しており、腹腔鏡下手術とともにロボット支援下手術も増加しています。
当院での早期子宮体がんに対するロボット支援下手術は103例です(2026年1月31日現在)。 子宮体がんの患者さんにとって病気を治すことは最も大事ですが、早く元の生活に戻ることも大事です。ロボット支援下手術は、腹腔鏡下手術とともに「傷が小さい」「出血が少ない」ことが特徴で、「術後早期に社会復帰が可能」な低侵襲手術として位置付けられています。更に、当院で1か所の傷(単孔式)でロボット支援下手術が可能であるDa Vinci SP(ダビンチSP)を導入しました。これまでは傷が5か所必要でしたが、Da Vinci SPが適応となる患者さんにおいては、より低侵襲な手術の提供が可能となります。
一方で、ロボット支援下手術は、立体的で高画質、つまり実際の目で見た景色に近い3次元画像をもとに正確で安全な手術を行うことができます。
ロボット支援下手術で用いる鉗子は、多関節機能を有しており微細な操作も可能となります。このように、ロボット支援下手術のメリットを最大限に生かすことで、患者さんにとってご安心いただける手術を提供しています。

早期子宮体がんに対するロボット支援下手術は、通常の腹腔鏡下子宮悪性腫瘍と同じ費用で行うことが可能です。主な担当医は、宮城悦子、水島大一、今井雄一、堀田裕一朗、道彿美帆子です。ご不明な点などございましたら、お気軽にお問い合わせください。