大学の情報公開大学の情報公開
search

人材育成目標・学位授与方針(ディプロマポリシー)-大学院

人材育成目標・学位授与方針(ディプロマポリシー)-大学院

都市社会文化研究科

現代の都市・地域・国際社会が提起する諸課題について、グローバルかつ歴史的な視野をもって実践的に取り組んでいける人材を育成することを目的とする。
 博士前期課程では、企業・行政・NPO等において指導力を発揮できる人材、博士後期課程では、高度の専門的能力をもって教育・研究機関等において中核となって活躍できる人材を養成することを目指す。

博士前期課程

<知識・理解>
 現代の都市・地域・国際社会にかかわる諸問題に的確に対処し、実践的な解決策を見出していくために、人間および文化に関する人文学分野の基礎的認識を備え身につけ、それをふまえてさまざまな応用的分野の専門的知識・理解を修得している。
<汎用的技能>
 文献調査、フィールドワーク等を通じて、必要な情報を収集し、それらを特定の視点から分析、整序するとともに、対外的に発信していく能力を身につけている。
<研究能力と創造的思考力>
 自らが設定した研究テーマについて、先行研究を十分に咀嚼し、独自の視点のもと、必要な情報を収集・分析し、修士論文に仕上げていくことのできる論理的思考力、文章表現力を身につけている。          

博士後期課程

<知識・理解>
 現代の都市・地域・国際社会にかかわる諸問題について、高度な専門的知識・理解を身につけ、同時に関連する分野についても十分な学識を獲得することにより、複合的な事象を体系的・総合的に解明することのできる能力を身につけている。
 また、的確に対処し、実践的な解決策を見出していくために、人間および文化に関する人文学分野の深い認識を備え、さらにさまざまな応用的分野の高度な専門的知識・理解を獲得している。
<汎用的技能>
 文献調査、フィールドワーク等を通じて情報を収集する技能、集積した情報を分析・解釈する能力、自己の見解を他者に明確に伝えるコミュニケーション能力などを身につけている。
<研究能力と創造的思考力>
 自らが設定した研究テーマについて、先行研究を十分に咀嚼し、独創的な視点のもと、必要な情報を収集・分析し、博士論文に仕上げていくことのできる高度の論理的思考力、文章表現力を身につけている。

国際マネジメント研究科

 博士前期課程では、将来的に企業の内部から競争力の強化や海外展開を支援するCOO(最高執行責任者)、CFO(最高財務責任者)およびCIO(最高情報責任者)や国際財務部門または海外展開部門のスタッフ、またこうしたサポートを外部から行う組織およびコンサルティング会社のスタッフのリーダーとなる人材を養成することを目指す。
 博士後期課程では、海外展開企業の現場で生じているこれまで未着手の課題について、斬新な接近法で取り組むことのできる人材のを養成することを目指す。

博士前期課程

<知識・理解>
 国際ルールに精通して市場環境や制度の変化に対応していくスキルを身につけている人材、グローバル化の中で企業全体のクオリティーを高めていける人材、および海外地域の産業集積を担っていける人材となっている。
<汎用的技能>
 国際的なマネジメントに関する多様なルールを理解し、研究遂行に必要となる国内外の文献、データあるいはサンプル、事例の収集能力と、課題解決に向けて適切なアプローチを見いだす判断力とをともに身につけ、的確な分析を加えた上で、説得力あるプレゼンテーションを行える能力を身につけている。
<研究能力と創造的思考力>
 綿密な先行研究のレビューを通じて国際的に活動を展開する企業や組織の直面する課題を抽出して研究テーマを設定し、データベースの活用、関連資料の収集、文献研究、フィールドワークあるいはインターンシップの実施などを通じて明示的または暗黙的に仮説を設定し、既成概念にとらわれずに柔軟な思考により、実証的、演繹的または規範的なアプローチに基づいて検証または論証を遂行することができる能力を身につけている。                                                                

博士後期課程

<知識・理解>
 マネジメントに関する国際的ルール、市場環境や制度の変化に対応していくスキル、グローバル環境の中で企業価値を高めるための手法、海外における産業集積に必要となる戦略などに関する知識を高度に身につけ、専門領域に加えて隣接諸科学の分析手法を修得して多角的な分析能力を備え、斬新なアプローチで諸課題に果敢に挑戦していくことのできる人材となっている。
<汎用的技能>
 国際的なマネジメントに関する多様なルールを網羅的・包括的に理解し、研究遂行に必要となる国内外の文献、データあるいはサンプル、事例の徹底的な収集能力と、課題解決に向けて適切なアプローチを見いだす高度な判断力とをともに身につけ、最適な分析を加えた上で、その成果を研究発表または論文執筆を通じて積極的に情報発信することができる人材となっている。
<研究能力と創造的思考力>
 綿密な先行研究のレビューを通じて国際的に活動を展開する企業や組織の直面する未解決の課題を抽出して研究テーマを設定し、データベースの活用、関連資料の収集、文献研究、フィールドワークの実施などを通じて明示的または暗黙的に仮説を設定し、既成概念にとらわれずに柔軟な思考により、斬新なアプローチに基づいて高度な検証または論証を遂行することができる人材となっている。

生命ナノシステム科学研究科

生命システムの合理的解釈と理解を見据えて、これまでの物理学・化学・生物学をさらに融合することにより、人類社会の諸問題に対し、自然科学の立場から合理的な解決策を与え、人類の永続的発展のために寄与できる人材を養成することを目指す。

博士前期課程

○物質システム科学専攻
<知識・理解>
 電子・原子・分子の視点から、生命体を含めたナノシステムの原理を理解できている。また、ナノシステムに基づいてエネルギー、環境問題を科学的に捉える知識を修得している。
<汎用的技能>
 「実験科学」 (創製・計測・評価)と「計算科学」(計算・情報・予測)の両方の手法や解析法を修得し、ナノシステムの原理の理解や、新たなナノシステムの創出ができる能力を身につけている。
<研究能力と創造的思考力>
 実験科学と計算科学の両方を駆使できる研究能力を有し、高い社会性と国際性を備えた創造的思考を有している。

○生命環境システム科学専攻
<知識・理解>
 ゲノム科学に基づき遺伝子・タンパク質レベルからの細胞システムの知識を身に付け、生命を担う物質の構造と機能の理解により生命システムを統合的に理解できる能力を身につけている。
<汎用的技能>
 ミクロからマクロにおよぶ地球規模の幅広い生命科学の研究課題に貢献できる技能を修得している。
<研究能力と創造的思考力>
 先端科学技術を有する生命科学分野の優れた、国際的にも活躍できる能力を身につけている。また、アカデミックな活動に止まらず、社会に展開できる指導的人材、企業の研究職や、自らベンチャー起業できる人材となっている。

博士後期課程

○物質システム科学専攻
<知識・理解>
 ナノシステムの計測原理および新規概念で技術的イノベーションにつながる発見および基礎原理を理解できている。                           <汎用的技能>
 実験科学や計算科学の両方をバランスよく実践した研究手法を習得し、学術的だけでな社会的ニーズを見据えた技能を身につけている。
<研究能力と創造的思考力>
 実験科学と計算科学の両方を駆使できる自立的研究ができている。変遷する現代社会において、国際的歴史観を備え、柔軟な発想と創造的思考を有している。

○生命環境システム科学専攻
<知識・理解>
 生命の設計図であるゲノムに立脚し、設計図に基づいて生合成された生体物質の構造と機能をより深く理解する能力を身につけている。
<汎用的技能>
 最新の知識や解析手法を資源生物学や海洋生物研究、ケミカルバイオロジー、生物工学など幅広く融合的な生命科学分野に展開する技能を身につけている。
<研究能力と創造的思考力>
 ミクロからマクロ現象を物質のシステムとしてとらえるシステムズバイオロジーの分野を開拓する国際的にも通用する優れた研究人となっている。また、身に付けた知識・技術をアカデミックな活動に止まらず、社会に展開できる指導的人材、企業の研究職や自らベンチャー起業できる人材となっている。

生命医科学研究科

生命医科学の合理的解釈と理解を見据えて、従来の生命科学と医科学を融合することにより、人類の医療と健康の諸問題に対し生命医科学の立場から合理的な解決策を与え、人類が健康的で永続的に発展する事に寄与できる人材を養成することを目指す。

博士前期課程

○生命医科学専攻
<知識・理解>
 生命医科学に関する諸問題を理解し、様々な観点からそれら諸問題に取り組むことのできる基本的能力を身につけている。
<汎用的技能>
 原子・分子レベル、細胞レベル、器官・臓器レベルから生命現象を理解し、様々な職種や分野の人たちと協力して活動することができる基礎力を身につけている。
<研究能力と創造的思考力>
 生命医科学についての研究活動を行うことによって、生命の基本原理解明の一翼を担うとともに、病態の解明や治療法など医学への幅広い分野に応用可能な研究能力、問題解決能力を身につけている。

博士後期課程

○生命医科学専攻
<知識・理解>
 生命医科学に関する諸問題を理解し、様々な観点からそれら諸問題に取り組むことのできる基礎から応用にわたる実践的能力を身につけている。
<汎用的技能>
 原子・分子レベル、細胞レベル、器官・臓器レベルから生命現象を理解し、様々な職種や分野の人たちと協力して活動することができる実践的な能力を身につけている。
<研究能力と創造的思考力>
 生命医科学に関わる高度で広範な研究活動を行うことによって、生命の基本原理と病態の解明に取り組み、自ら研究を発信し、リーダーとして医学分野への多方面に応用・活躍できるようになっている。

データサイエンス研究科

博士前期課程

○データサイエンス専攻
<知識・理解>
  1. 現実社会との対話から、各応用分野におけるデータサイエンスの課題を主体的に発見し、データを収集・解析し、その結果を社会に還元・実装する一連のプロセスを会得している。
  2. 現実のデータを価値創造につなげるための整理・分析する能力、諸現象の裏に潜む数理的な法則・関係を見抜く能力を獲得している。
  3. データサイエンスにかかる高度な理論と技術を習熟し、データサイエンス力を総合的に獲得している。
<汎用的技能>
  1. 課題背景を理解し、分析から社会実装までの一連の流れを可能にする社会展開力を修得している。
  2. データ解析の理論や手法に関わるデータアナリティクス力を身につけている。
  3. 技術進歩が著しいデータエンジニアリング領域の技術、知見を自らの問題意識に応じて適切に評価し、活用できる能力を身につけている。
  4. 豊かな表現力で、国内外の様々な分野の人々と円滑にコミュニケーションを図ることができ、自らの課題解決案を発表・討論できる技能を修得している。
<研究能力と創造的思考力>
  1. 現実社会の中で各応用分野における課題を、データから数理的・分析的に考える能力を有している。
  2. 高度なデータサイエンス力に基づき、国際社会や地域社会に貢献を図る高い意識を持ち、より良い社会の実現に向け努力する姿勢を身につけている。
     
○ヘルスデータサイエンス専攻
<知識・理解>
  1. ヘルスデータサイエンスにかかる高度で幅広い理論と技術に習熟している。
  2. ヘルス分野の諸課題に対し、ヘルスデータサイエンスの手法とヘルスの専門知識を融合し、具体的提案を行うための一連の流れを理解している。
<汎用的技能>
  1. 効率的なヘルスサービスの提供や、証拠に基づく保健医療政策(Evidence-Based Health Policy Making)の検討が可能となる学術的意義の高い、かつ具体的な問題(以下「リサーチクエスチョン」という。)を定式化できる。
  2. ヘルスデータの解析と解釈を通じて、高度な普遍性を持つ研究成果を論理的に説明することができる。
<研究能力と創造的思考力>
  1. データサイエンスの手法を駆使したヘルスデータの利活用を通じてリサーチクエスチョンを解決するための研究を立案・施行・評価・改善するプロセス(PDCA)を実行できる。
  2. データサイエンスの手法を駆使したヘルスデータの利活用により、個々の疾病発症・治療反応性や医療資源消費量などを推定し、最適・効率的なヘルスサービスを提供するための提案内容を創造できる。

博士後期課程

○データサイエンス専攻
<知識・理解>
  1. データサイエンスを深く探求しつつ、データサイエンス技術を自ら開発するなど、主体的に各応用分野における課題を発見し、データサイエンス力を通じて諸分野の発展に貢献する高度な知識を獲得している。
<汎用的技能>
  1. 現実社会における課題を追究するための計画立案及び課題解決に必要なデータサイエンス力を深く修得している。特に、独創的かつ革新的なデータサイエンス技術を自ら開発し、適切な課題解決策を考案することができる。
  2. 豊かな表現力で、国内外の様々な分野の人々と円滑にコミュニケーションを図ることができ、学術研究に相応しい発表・討論ができる技能を修得している。
<研究能力と創造的思考力>
  1. データサイエンスにかかる社会的、技術的潮流に対する洞察力をもち、独創的かつ革新的なデータサイエンスを自ら創生し、データサイエンスの新たな可能性を引き出す高度な研究力・創出力を備えている。
  2. データサイエンスに関する高度な能力に基づき、国際社会や地域社会に貢献を図る高い意識を持ち、様々な人々と協同して課題解決を図る深い態度・志向性を有している。
○ヘルスデータサイエンス専攻
 <知識・理解>
  1. ヘルスデータサイエンスにかかる高度で幅広い理論と技術に習熟している。
  2. ヘルス分野の諸課題に対し、ヘルスデータサイエンスの手法とヘルスの専門知識を融合し、具体的提案を行うための一連の流れを理解している。
<汎用的技能>
  1. 効率的なヘルスサービスの提供や、Evidence-based policy making(EBPM)の検討が可能となる社会的・学術的意義の大きい、かつ具体的な課題を発見し、定式化できる。
  2. ヘルスデータの解析と解釈を通じて、高度な普遍性を持つ研究成果を論理的に説明することができる。
<研究能力と創造的思考力>
  1. 健康、医療において社会的・学術的意義の大きい課題を発見し、解決策を提案できる。
  2. ヘルス分野の専門知識や経験を基に、行政、企業、大学等と協働で課題解決を図り、社会に貢献できる。
 

医学研究科

医学及び諸科学の知識と技術を基礎として、より高度な学識と実践能力を培うことによって、地域社会及び国際社会において活躍・貢献することのできる人材を育成するとともに、研究成果を還元することにより、社会の発展に寄与する人材を養成することを目指す。

修士課程医科学専攻

<知識・理解>
 医学以外の自然科学系学部出身学生を中心として、人文・社会科学系学部出身の学生も含め、医学的基礎知識を修得している。
<汎用的技能>
 医学及び諸科学の知識と技術を基礎として、高度な学識と実践能力を、修得している。
<研究能力と創造的思考力>
 医科学の一分野において、高度の専門的職業人あるいは研究者として必要な専門知識及び研究姿勢が、身についている。

看護学専攻博士前期課程

<知識・理解>
 保健医療福祉に対する多様なニーズ、とりわけ大都市生活者の多様性・複雑性の高い健康問題に関する、高度な看護実践能力ならびに、実践現場を改革出来るために必要な知識が身についている。
<汎用的技能>
 文献調査・実習・フィールドワーク・実験を通して高度な看護実践者として、看護の特質を探究するために必要な技能を修得している。
<研究能力と創造的思考力>
 自らのテーマの過去の研究をレビューし、関心ある分野の看護学を通して創造的な視点から看護の特質を探究し、課題研究・特別研究論文として集約できる能力が身についている。

博士課程医科学専攻

<知識・理解>
 人間性豊かで独創性に富み、未開の領域を切り開く能力と意欲が、身についている。 
<汎用的技能>
 医学及び諸科学の知識と技術を基礎として、より高度な学識と実践能力を修得している。
<研究能力と創造的思考力>
 高度の学術的な素養を有する医学研究者に加え、先端医療を初めとする新しい医療の領域を切り開きかつ実施できる素養と意欲とを有する高度の専門的職業人としての能力が、身についている。

看護学専攻博士後期課程

<知識・理解>
 多様化複雑化した課題を多角的に分析し、その解決に向けて新たな看護実践モデルや看護理論を開発する能力、看護科学と看護実践のユニフィケーションの促進や、組織変革を遂行するための科学的検証や研究的手法、集団マネジメントやファシリテーション手法をはじめとした方法論を提示する能力、看護学研究の成果等を国際水準で、また政策提言に向けて発信する能力を持つこと。
<汎用的技能>
 看護学に係る高度な専門的知識と臨床能力をもとに、時代や社会事情に添った看護学を教授するとともに、看護学教育の体制や方法、教育カリキュラム、教育媒体などについて新たな提案ができる能力、看護学を基盤とした科学的思考力、創造的思考力、倫理的思考力、かつヒューマニティ志向性を持つこと。
<研究能力と創造的思考力>
 看護学の学術的意義や内実を理解した上で、臨床や行政において看護職に期待される役割の具体を掌握し、応答的かつ実証的に行動できる能力、看護臨床や現場で起きている減少を科学的に掌握・分析し、組織変革を遂行する能力、組織力動をアセスメントして集団を効率的人道的にマネジメント、ファシリテートする能力など、高度な専門業務に資する能力、特に分析・遂行能力を持つこと。

教育研究上の目的と組織