ハーバード大学と横浜市内3大学の学生が交流イベント
日本文化の体験を通した日米学生の交流会「第1回大倉山国際学生フォーラム」が7月6日(土)に大倉山記念館で開催され、横浜市内にキャンパスを置く東京工業大学、慶應義塾大学、横浜市立大学の学生とハーバード大学の学生が参加しました。ハーバード大学の学生は、今回インターンシップのために来日しました。
このフォーラムは、ハーバード・ライシャワー日本研究所と大倉陽子プロジェクトの主催で、日本文化についての講演会に始まり、茶の湯のデモンストレーション、茶の湯の体験、演奏会、アートワーク、懇親会と盛りだくさんのプログラムでした。以下、参加学生のレポートをお送りします。
このフォーラムは、ハーバード・ライシャワー日本研究所と大倉陽子プロジェクトの主催で、日本文化についての講演会に始まり、茶の湯のデモンストレーション、茶の湯の体験、演奏会、アートワーク、懇親会と盛りだくさんのプログラムでした。以下、参加学生のレポートをお送りします。
日本文化を学び、「茶の湯」を体験
横浜市立大学から今回参加したのは、海外留学の経験者や、海外に興味のある学生で、ハーバードの学生を日本文化でもてなすこの交流会をとても楽しみにしていました。待ち遠しい気持ちの一方、ハーバードの学生とどのような話をしたらよいのかという心配もあり、期待と不安が入り混じった気持ちで、当日は会場に足を運びました。
はじめに、日本の学生がハーバードの学生を出迎え、座席までエスコート。学生同士は初対面で少し緊張しましたが、積極的にコンタクトをとるうちに会話がはずみ、ハーバードの学生の明るさと気さくさに助けられて、いつの間にか打ち解けていました。
はじめに、日本の学生がハーバードの学生を出迎え、座席までエスコート。学生同士は初対面で少し緊張しましたが、積極的にコンタクトをとるうちに会話がはずみ、ハーバードの学生の明るさと気さくさに助けられて、いつの間にか打ち解けていました。
開会の言葉の後は、交流会の目的の一つでもある日本文化の体験で、講師の大樋年雄さんは講演の中で、日本文化への中国・韓国の影響を取り上げ、陶芸・茶の湯についてお話してくださいました。
引き続き、奈良宋久さんによる茶の湯のデモンストレーションが行われ、解説付きで一連の動きを見せていただき、その後、茶を立てる体験をしました。日本の学生は茶の作法を日本語で教えていただくと同時に、ハーバードの学生に英語で説明をしました。
ハーバードの学生は、この体験を楽しみ、日本文化に興味を持ってくれたようでした。私自身も、今回初めて茶の湯の作法やその意味を知り、日本は素敵な文化を持っていることを改めて感じました。
ハーバードの学生は、この体験を楽しみ、日本文化に興味を持ってくれたようでした。私自身も、今回初めて茶の湯の作法やその意味を知り、日本は素敵な文化を持っていることを改めて感じました。
「文化に関する知識」と「英語で伝える経験」が必要だと実感
プログラムの最後に懇親会が開かれ、仲良くなった人々、それまで話すことのできなかった人々と交流を深めました。この時に多くの学生は連絡先を交換し合い、これからの交流の準備をしていました。
国際交流に興味を持つ学生は多いですが、このように日米の両方から多くの学生が集まり、日本文化を一緒に学ぶ企画は多くないと思います。このような機会に学生として参加させていただいたことを嬉しく思いました。
国際交流に興味を持つ学生は多いですが、このように日米の両方から多くの学生が集まり、日本文化を一緒に学ぶ企画は多くないと思います。このような機会に学生として参加させていただいたことを嬉しく思いました。
参加した他の学生も、「このプログラムに参加できてよかった」「良い経験ができた」と言っていました。
このプログラムを通して、自国の文化を英語で発信するには「文化に関する知識」と「英語で伝える経験」が必要だと実感しました。知識を異なる言語で正しく人に伝えることは想像以上に難しく、日常生活ではなかなかそのような場面に出会わないため、練習が必要だと思います。日米の学生のパイプを太くし、日本文化を英語で発信する機会をつくるためにも、ぜひ毎年恒例の行事となることを願っています。
(国際総合科学部3年 辻 麻生)
このプログラムを通して、自国の文化を英語で発信するには「文化に関する知識」と「英語で伝える経験」が必要だと実感しました。知識を異なる言語で正しく人に伝えることは想像以上に難しく、日常生活ではなかなかそのような場面に出会わないため、練習が必要だと思います。日米の学生のパイプを太くし、日本文化を英語で発信する機会をつくるためにも、ぜひ毎年恒例の行事となることを願っています。
(国際総合科学部3年 辻 麻生)