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第5回大倉山国際学生フォーラム

【開催報告】ハーバード大学と日本の大学生が交流イベント~第5回大倉山国際学生フォーラム

2016年6月20日、大倉山記念館にて第5回大倉山国際交流フォーラムが行われました。
慶応義塾大学、東京工業大学、横浜市立大学から国際交流に興味のある学生が集まり、市大からは11名の学生が参加しました。
このフォーラムは日米学生の交流を深めることが目的で、毎年あるテーマに沿ったいくつかのレクチャーと、白扇子に互いにイラストやコメントを書きあって交換するワークショップ、最後のカジュアルディナーパーティーの3部で構成されています。

基調講演1:テオドル・C・ベスター教授による「和食とは何か」

集合して皆で記念写真を撮った後、まず始めにハーバード大学のテオドル・C・ベスター教授が「和食とは何か」について講演してくださいました。自分が生きてきた中で何年間も食べ続けている「和食」ですが、自分の身近にあるものを違う視点からアプローチしてもらうことで、新たに学ぶことが多くありました。また自国の文化を英語で学ぶという機会はなかなか無いので、貴重な経験となりました。講演後に飛び交う質問もそれぞれ私の視点とは異なる斬新なものであり、とても刺激になりました。

基調講演2:相羽高徳氏による「『感動空間』を作る発想力の秘密」

その次は「『感動空間』を作る発想力の秘密」というテーマで、相羽高徳さんが講演をしてくださいました。彼は空間プロデューサー、アートディレクター、MAZEアーティストという様々な肩書を持っているため、話を聞いてみるまでは実際にどんなことをしているのかよく分かっていませんでした。しかし、さすがは空間プロデューサー、「感動空間」を作るのは講演中にも忘れておらず、講演が始まってすぐに忍者が浸入してパフォーマンスを披露し、びっくりしたと同時にこうした忍者のパフォーマンスを見るのは初めてだったので、感動しました。また講演中にどんどん紹介していた作品はどれも綺麗で、且つ繊細で面白く、次はどんな作品が現われるのだろう、と終始わくわくさせられました。
相羽高徳氏による構想案の一つである、ドナルドのテーマパーク。

白扇子へのペインティングと交換会のワークショップ

講演の後は扇子を作ったり折り紙を折りながら学生交流をしました。私以上に日本の文化に通じているハーバードの学生も多く、日本と他の国の文化の違いをいろいろと教えてもらいました。参加学生それぞれ様々な考えを持っていて、また私が経験したことのないような生活を送ってきているので、お互いに話が出来てとても興味深く、楽しかったです。

交流会では、食事をしながら様々な話題でコミュニケーション

最後に立食パーティーがあり、皆自由に会話を楽しんでいました。ハーバードの学生だけでなく、日本から参加した他の大学の学生ともいつの間にか仲良くなれました。途中、相羽さんが呼んでいた忍者達のパフォーマンスが再び中庭で披露され、楽しませていただきました。また様々なバックグラウンドを持った参加者と感想を共有できることが、とても嬉しかったです。
私自身は、様々な価値観を持った人と話すことにとても興味があり、今回こうしたフォーラムに参加しました。正直、留学経験など無かったので、当日はコミュニケーションがとれるかとても不安でした。しかし、参加者の皆さんとても温かく、すぐに打ち解けることができたし、話してくれた内容はどれも私にとって新鮮なもので、たくさんのインスピレーションを貰いました。また来年もこのフォーラムが開催されるなら、是非参加したいです。参加するか迷ってる人がいたら、絶対参加してみるべきです。
短い時間ではありますが、新たに知ったり学ぶことがたくさんあり、とても充実した1日になります。今日では、どんどんグローバル化が進み、様々な考え方を持った人と関わる機会も増えてきています。こうした国際フォーラムはとても貴重な経験になりましたが、今回だけにとどまらず、これを機にこれからも積極的に様々な人と関わっていきたいと思います。
(人間科学コース 3年 北畑 未来)

大倉山国際学生フォーラム