診療科・部門案内

小児総合医療センター

ネフローゼ症候群

ネフローゼ症候群とは?

何らかの原因(原因は特定できない場合や、腎炎など腎臓の病気に伴う場合など様々です)によってタンパクが尿中に大量に漏れ出てしまい,そのため血液中のタンパク質の濃度が低下する病気です。尿量が減ったり、顔や足などにむくみが出たりします。また胸水、腹水がたまったり、腸がむくむと嘔気、腹痛や食欲低下等が起きます。

どんな検査をする?

尿検査と血液検査を行い、尿中のタンパク量、血液中のタンパク濃度を調べます。
原因として腎炎などが疑われる場合や、治療に対する反応が悪い場合には腎生検を行って腎臓の組織を確認することもあります。

治療は?

治療にはステロイドを用いますが、ステロイドの反応が悪い場合や何度も再発を繰り返すような場合には、免疫抑制剤や生物学的製剤を用いることもあります。当院では、特にこのような難治性の症例の治療を多く手掛けています。