今回の「一般病院3」は総合病院を対象にした病院機能評価では最も厳しいもので、従来受けていた「一般病院2」(地域の基幹病院対象)に比べ、審査日数も2日から3日に増え、審査項目も大幅に増えています。今回認定されたことで、センター病院が市民の皆様に、大学病院本院と同様、最高度の医療を安全·安心の体制でお届けできる体制を整えていると第三者機関からご評価いただいたと考えています。
病院長 後藤 隆久
病院長をはじめ皆さんがONE TEAMになって、難易度の高い病院機能評価に臨んだ結果、全国的にも限定されている「一般病院3」の認定を受けることが出来ました。名実ともに特定機能病院同等の評価を頂いたものと考えます。当院の伝統である「最後の砦」としての矜持を持って、引き続き最高レベルの医療をお届けしたいと思います。
横浜市立大学理事長 二見 良之
病院機能評価は、病院の医療機能を中立的・科学的・専門的な見地から評価し、その改善活動を支援する第三者機関である日本医療機能評価機構によって平成9年に開始され、全国の多くの病院が医療の質と安全性の向上のための有効なツールとして活用しています。認定期間は5年です。
高度の医療の提供、高度の医療技術の開発及び高度の医療に関する研修を実施する能力等を備え、全国の病院の模範となるべき病院として厚生労働大臣が承認する病院。平成31年4月1日の時点で大学病院の本院や国立高度専門医療研究センター等、全国86の病院が承認されています。
主に特定機能病院を適切に評価するために新設されたもの。ガバナンスの仕組みと実践、高度な医療の提供、高度な医療技術の開発・評価、高度な医療に関する研修・人材育成、医療安全の確保、医療関連感染制御といった観点に基づき、4つの領域、89の評価項目についてS、A、B、Cの4段階で評価したうえで、患者の視点に立った良質な医療が実践されていることを総合的に評価し認定の可否を決定します。
令和2年1月6日現在、センター病院含め全国で11病院(6か月の条件付き認定を除く)が認定を受けています。