分娩を希望される方へ
最新情報
当院ではこれまで分娩予定月ごとに分娩予約枠を設けておりましたが、妊婦さんのニーズにお応えできるよう2020年8月より分娩予約を撤廃いたします。
また、無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)のご希望に2021年10月以降、順次対応していきます。
妊婦さんへ
- 他院で妊娠と診断を受けている方は、その病院・診療所からの紹介状をお持ちの上受診してください。
- 当院で分娩を希望される方は、安全な妊娠管理のため、妊娠に気づき次第早期の受診をお願いいたします。また、紹介状をお持ちでなくても受診は可能ですが、その場合は初診時選定療養費(2022年10月以降 7,700円)を別途ご負担いただきます。
- 他院で健診を受診し当院での分娩を希望される方は、できるだけ早期に受診してください(電話での分娩予約は対応しておりません)。また、妊娠32週以降の健診は当院で受診していただきます。
- 初診受付時間は平日の8:30~10:30です。
- 紹介状をお持ちの場合にも疾患によっては他の病院で診察・出産をお願いすることがあります。
- 医師からの特別な指示がない場合、他院への里帰り分娩を希望される方の妊婦検診のみは行っておりません。
当院は産科医療補償制度に加入しています
横浜市立大学附属市民総合医療センター(市大センター病院)は、(財)日本医療機能評価機構が運営する「産科医療補償制度」に加入しています。
「登録証」を交付いたしますので、大切に保管して下さい。また、既に他院の「登録証」をお持ちの方は診察時にご提示ください。
その他制度の詳細などについては下記ホームページをご参照ください。
出産費用について
正常分娩で約55~65万円、帝王切開(保険適応)で約55~65万円となります。
- 出産育児一時金制度について:出産育児一時金制度とは、健康保険や国民健康保険などの被保険者またはその被扶養者が出産したとき、出産に要する経済的負担を軽減するため一定の金額(50万円)が支給される制度です。
- 出産育児一時金直接支払制度について:出産育児一時金の請求と受け取りを、妊婦さんなどに代わって医療機関が行う制度です。出産育児一時金が医療機関へ直接支給されるため、退院時に払う費用は50万円を超えた分のみとなります。当院では分娩後にご説明し、その時点で直接支払制度を利用するかご選択いただけます。
無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)に関するお知らせ
無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)について
当院は総合周産期センターとして産科医・新生児科医・麻酔科医・助産師など多職種のスタッフが常駐し、妊娠・分娩と生まれた赤ちゃんに関するあらゆるトラブルに対応し、高度な医療を提供しています。当院ではこれまで医学的に必要と判断した妊婦さんのみを対象として無痛分娩を行ってきましたが、多職種の連携に基づく安全な医療体制を背景として産科麻酔チームを立ち上げ、2021年度より希望される妊婦さんにも無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)を提供することとしました。
無痛分娩の場合は計画分娩としているため必ずしもご希望に添えないこともあります。詳しくはQ&Aをご覧ください。
無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)をご検討される方へ
- 妊娠32~33週頃の妊婦健診の際に、無痛分娩を検討されている方は医師へ申し出てください。
- 妊娠34~35週頃に麻酔科外来を受診し麻酔科医師から無痛分娩について詳しい説明を聞いていただき、麻酔に影響する合併症について診察を行います。
- 妊娠36週の妊婦健診時に無痛分娩を希望されるか確認させていただきます。
- 妊娠37週以降に内診所見(子宮口の開き具合などの状態)などを考慮し分娩時期を決定します。
無痛分娩(硬膜外麻酔分娩)の方法について
当院では、基本的に背中から麻酔を行う方法で痛みを軽減します。


妊婦さんからよく受ける「無痛分娩に関するご質問」を掲載しています。
医療機関のみなさまへ
紹介状をお渡し頂いた妊婦さんは、原則全例お引き受けいたします。 ハイリスク妊娠の妊婦さんで当院での分娩をご希望の方は、週数に関わらず分娩をお引き受けいたしますが、受け入れ態勢を整えるため必ず事前に先生方からのお電話をお願いいたします。なお、胎児異常の疑いがある場合には、神奈川県立こども医療センターへのご紹介をお勧めします。ご連絡は平日8:45~17:15に病院代表(045-261-5656)に電話し、「総合周産期母子医療センターへ妊婦さんの外来紹介」とお申し出いただき、担当医に詳細をお伝えください。よろしくお願い申し上げます。
無痛分娩Q&A
麻酔方法について:主に硬膜外麻酔という背中からの麻酔でおこないます。痛みを和らげる神経のブロックですので全身麻酔のように眠ってしまう麻酔ではありません。