横浜市立大学附属
市民総合医療センター
病院長 田村 功一
横浜市の中心に位置する横浜市立大学附属市民総合医療センター(通称:市大センター病院、YCU Medical Center)のホームページにようこそ。令和6(2024)年6月から病院長に就任した田村功一です。新任の病院長として、あらためて当院の特徴と方針をご紹介させていただきます。
市大センター病院(YCU Medical Center)は、明治4年(1871年)、早矢仕有的(はやしゆうてき)氏が、全国で2番目の洋式病院として設立した仮設の市民病院を出発点とし、横浜病院、横浜共立病院、十全医院、横浜市立大学医学部附属浦舟病院等を経て、現在に至っております。令和3年(2021年)、創立150周年を迎えました。これほど長い間、しかも関東大震災による全焼、第二次世界大戦による被害、医学部の金沢区移転等の試練を乗り越え、この病院が存続、発展してくることができたのは、ひとえに市民や地域の皆様の御支援の賜物と深く感謝いたします。
当院は「市民の皆様に信頼され『地域医療最後の砦』となる病院を創造する」ことを基本理念とする地域密着型の病院であり、患者さんの意思を尊重し、安全・安心な医療を提供してまいります。また、大学病院として、救急医療や高度医療を提供します。さらに、明日の医学、医療を担う人材を育成し、研究を推進して医学の進歩に貢献します。
当院は、高度救命救急センター、神奈川県総合周産期母子医療センター、神奈川県精神科救急医療基幹施設、肝疾患診療連携拠点病院等の指定を受けており、患者サポートセンターをはじめ、患者さんを中心とする多職種協働体制のもと、他の医療機関や介護施設との連携と役割分担を進めながら、横浜市の中心に位置する当院は、地域の中核病院として横浜市の医療の充実に貢献してまいります。
また、全国でもわずか 181 施設しか指定されていないDPC特定病院群に分類される当院は、令和2年1月6日、公益財団法人日本医療機能評価機構による病院機能評価において、大学附属病院本院など特定機能病院以外の病院としては全国で初めて機能種別「一般病院3」の認定を受けました。 これは、神奈川県内の病院としても初の認定となります。
したがいまして、横浜市のみならず3次医療圏である神奈川県の市民の方々にも安全・安心の高度先進医療を提供する当院に是非お越しいただき、皆様が遠い他の地域まで足を延ばさなくても、この横浜の地で日本最高の医療をお受けいただけるようにしたいと考えています。
横浜市立大学附属市民総合医療センターは、大学附属病院として「YCU Medical Center: 先端医療の、その先へ」を揚げ、150周年、200周年を迎えても、市民の皆様に愛され、必要としていただける病院を目指して、病院職員一同、努力していく所存でございます。
皆様のご期待に応えるべく多職種協働のもと職員一同鋭意精進してまいりますので、今後ともご指導いただきたく何卒よろしくお願いいたします。
・昭和57年 国立筑波大学附属駒場高等学校卒業
・昭和63年 横浜市立大学医学部医学科卒業(医学士)
・平成 6年 横浜市立大学大学院医学研究科修了(優秀論文賞受賞、医学博士)
・平成 6年 日本学術振興会特別研究員(PD)
・平成10年 日本学術振興会海外特別研究員(リサーチフェロー)として米国Harvard大学医学部Victor J Dzau教授(現在 米国医学アカデミー会長)に師事
・平成12年 藤沢市民病院腎臓科医長
・平成19年 横浜市立大学医学部循環器・腎臓内科学准教授
・平成28年 横浜市立大学医学部循環器・腎臓内科学主任教授(医学研究科病態制御内科学大学院教授、附属病院腎臓・高血圧内科診療科部長)
・平成29年 横浜市立大学医学部循環器・腎臓・高血圧内科学主任教授(医学研究科病態制御内科学大学院教授、附属病院腎臓・高血圧内科診療科部長)
・平成30年 横浜市立大学附属病院副病院長/附属病院患者サポートセンター長(兼務)
・令和 2年 神奈川県COVID-19透析版KINTONE体制調整機関責任コーディネーター(兼務)
・令和 3年 横浜市立大学大学院医学研究科 YCU病院経営プログラム修了
・令和 5年 横浜市立大学大学院国際マネジメント研究科博士前期課程(SIMBA)社会人特別選抜修了(ソーシャル・イノベーション修士、経営学MBA)
・令和5年 横浜国立大学総合学術高等研究院(IMS)次世代ヘルステクノロジーセンター副センター長・IMS客員教授(兼務)
・令和6年4月 横浜市立大学附属市民総合医療センター副病院長
・令和6年6月 横浜市立大学附属市民総合医療センター病院長